Emma のシリーズ (A I Can Read Book)

児童書

Emma’s Magic Winter

Emma は引っ込み思案な女の子。学校で指名されて本を読んでも小さな声でしか読めません。ある日、隣に子供のいる家族が引っ越して来ます。「男の子は4つで女の子はあなたと同い年よ」とお母さんが教えてくれます。そして、お母さんに言われて隣にパイを持って行ったとき玄関に自分と同じ赤いブーツがあるのを発見します。(YL2, 1,100 words, SSS書評)

Emma’s Yucky Brother

Emma の家で隣の男の子と同い年の男の子を養子にすることになりました。 友達は「弟なんてみんな PEST よ」と言います。「私の弟は PEST じゃないもん」と答える Emma ですが、やって来た弟は・・・。(YL1.8, 1,468 words, SSS書評)

Emma’s Strange Pet

弟のMaxがペットに犬が欲しいと言い出すのですが Emma はアレルギーがあって毛のあるペットは飼えません。じゃあ、毛のないペットを飼おうと言い出した Emma ですが、果たしてどんなペットを飼うのか。(YL1.8, 1,386 words, SSS書評)

この 3 冊は A I Can Read Level 3 の中でも人気があり、僕も大好きなシリーズです。きっと多読をやってる皆さんは読んだことがあるのではないでしょうか。すべて Jean Little というカナダ在住の女性の作品です。ストーリーは面白おかしい内容でなく、内気な女の子が友達を作ったり、養子縁組やアレルギーと割とシリアスな話です。しかし、揺れ動く子供の心がたった1100ワードから1500ワードぐらいの中でよく書かれています。僕は特に 2 冊目の “Emma’s Yucky Brother” が好きです。また、”yucky” や “pest”、”get lost” など僕たちが決して学校では習わないような言葉も登場します。この本は2~4年生向けですから大人はみんなこのような言葉は知ってるんでしょうね。
Jean Little は子供向けの本をたくさん書いていて、僕はこの作品で Jean Little のファンになり別の本も何冊か読みました。みんな、心がやさしくなる本ばかりでした。それで、実はファンレターを書いて電子メールで送ったのです。そうしたら、返事をもらいました。そして、驚いたことに日本にしばらく住んだことがあると書いてありました。そういえば、主人公の隣人の名前が “Hana” という本もあったので、それでかと思いました。また、Jean Little は生まれた時から目がよく見えなかったそうで心の動きに敏感なのもそんなところから来ているのかもしれません。Jean Little の作品で僕の1番のお気に入りは “Hey World, Here I Am!” です。物語ではないのですが読んでとてもいい気分になれます(別途、紹介したいと思います)。”Emma’s Magic Winter” をはじめ多くの Jean Little の本が在庫がないためか数千円するなかでこの本はまだ安くで手に入るようです。

コメント

  1. tabby より:

    こんばんは。 Jean Little 読んでみたくなりました♪ 素敵な本の紹介ありがとうございます。 ファンレターを書かれて返事をもらわれたなんて すごいですね! 自分が好きな本の作者の方と直接交流できるなんて 素敵です☆ “Hey World, Here I Am!” の紹介も楽しみにしています♪

    • モーリン より:

      tabby さん、おはこんばんちわ。 今年もよろしく。 ファンレターを出して返事をもらったのはもう10年近く前のことです。 “Hey World, Here I Am!” は poetry です。”Look Through My Window” で主人公と親友となった Kate のキャラに著者が惚れて “Kate” を書き、その Kate が再び語り手となっています。前2作が入手しにくくなっているのが残念です。Amazon.com から中古を買えば送料は高いですが本体価格は安いものがあります。 では、Happy Redaing!

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