ジャングルの平和を人間から守っていた White Lion の Caesar (パンジャ) は人間の罠にはまって殺されてしまい、身ごもっていた妻のSnowene (エリザ) も捕まってしまいます。そして、アメリカへ運ばれていく船の中で Snowene は White Lion の男の子を出産します。それが、Kimba (レオ) です。そして、船が嵐で沈むことをねずみに知らされた Snowene は Kimba に船から逃げ出してアフリカに戻りなさいと伝えます。
僕の年代には懐かしい「ジャングル大帝」の米国版です。
マンガは 1950 年から約3年間連載されました。私はまだ生まれてなかったですが、小学生のときにB5版の単行本を読んだ記憶があり船から海に飛び降りるレオのシーンが記憶に残っています。テレビアニメは、1965年から1年間放映されました。ちょうどカラーテレビが普及し始めたころで、はじめてのカラーのテレビアニメとして手塚治虫の虫プロダクションが作成しました。手塚治虫のこだわりは並ではなく絵だけでなく音楽にもこだわり富田 勲を採用していて、その主題歌は衝撃的でした。私もリアルタイムで見てました(たぶん白黒ですがサンヨーのカラーテレビのコマーシャルをよく覚えています)。
米国版は翌年の 1966 年から放映され、音楽も変えているようですがやはり富田 勲がかかわっています。もう 50 年近く前に作ったアニメなのに古さを感じずその質の高さを実感します。ぜひもう一度見直してみたい作品です。
Lion King が真似をしたという議論もありますが、全体のストーリーは異なりますし、Lion King の作成にかかわった人達が Kimba The White Lion を子供のころに見ていただろうと思うと部分的に似ることは仕方ないかと思います。それに、手塚治虫はディズニーを尊敬していましたから真似されたとしたら喜ぶと思います。
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