子熊の Little Bear が寒いと言うのでお母さん熊の Mother Bearが防寒用の帽子を作ってあげます。喜んで外に遊びに出た Little Bear ですが、すぐ寒いとと言って戻ってきます。そこで今度は、Mother Bear はコートを作ってあげます。喜んで外に遊びに出た Little Bear ですが、・・・。
久しぶりに読み返してみました。簡単な単語と短い文で書かれた文章ですが、楽しいです。また、子供の本ならではの、名詞を入れ替えながら文を繰り返していく書き方があって、なるほどこうやって名詞と表現を子供に覚えやすくしているのかと、いまさらながら思いました。ストーリーにも Mother Bear の Little Bear への愛情が感じられます。また、Maurice Sendak の絵が素晴らしいですね。1957 年に書かれたものですが、いまだに人気があるのもわかります。
以下の、4 つのストーリーが含まれています。
- What Will Little Bear Wear?
- Birthday Soup
- Little Bear Goes to the Moon
- Little Bear’s With
“Little Bear Goes to the Moon” は、すごくいい話ですね。母を思い出しました。
ところで、最初読んだときは簡単な文章だと思って読んでいたと思いますが、今読んでみると簡単な文章ののなかにも “I never did forget your birthday.” なんていう文もあり、最初に読んだときはこの “did” の役割に気づかずに読んでいたんだろうなと思いました。今は、わかっているので前よりは読めるようになっているということでしょうか。Kindle 版はありませんが、立ち読みはできます。
同じ著者とイラストの Little Bear シリースには以下のものもあります。
(YL 0.7, 1626words) SSS書評
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