Matilda の両親は子供に無関心で、Matilda の希な才能にも関心を示しません。本が欲しいと言う Matilda になんでテレビじゃだめなんだと言う始末です。でも、近所の図書館の Phelps さんや、学校の Honey 先生など親切な人との出会いのおかげで Matilda はその能力を伸ばしていきます。そして、別の能力も・・・。
「Matilda」は Roald Dahl の代表作の 1 つで映画化もされています。物語は、いつものようにまともな子供と、それを取り囲む horrible な大人と思いやりのある大人の間で展開されます。そして、主人公と良い大人が協力して悪い大人を懲らしめるという勧善懲悪の物語です。Darl の子供向けの作品にはこのような展開のものが多いですね。
ところで、私はこの本を読んだと思っていたのですが、読んだのはどうも PGR か OBW の Retold 版だったのではないかと読んでいるうちに気づきました。話の筋は大体合っているのですが詳細な部分で抜けている部分があります。いくら飛ばし読みをしたといっても、もう少し記憶に残っていると思いました。
それでも、読んでいてこんなところはその頃には気づかなかったろうなというところがいくつもありました。(以下ネタバレになるので、まだ読んでない方はご注意を)
たとえば、著者が Miss Trunchbull の顔の描写をするときに以下のように書いています。
Her face, I’m afraid, was neither a thing of beauty nor a joy for ever.
また、Miss Honey が Miss Trunchbull について思う言葉で、以下のようになっています。
She’s completely off her rocker.
これは、”be off one’s rocker” がイディオムになっているので知らないと意味が取れません。もちろん、意味がわからなくてもあまり支障はありませんが、意味がわかればより楽しめます。また、Matilda がコップを倒したのが自分であることを Miss Honey に告白した時に、Miss Honey が Matilda に尋ねる場面で以下のような文があります。
”Could you do it again?” she asked, not unkindly.
最後がなぜ ”kindly” ではなく”not unkindly” なのか。
このように気付くようになったのは少しは読む力がついているということなのでしょうか。
立ち読みもできますし、Kindle 版もあります。Kindle 版のほうが安いですね。
(YL 6.5, 39,785 words) SSS書評
コメント
こんにちは~♪ yukaffe です。 今朝、私もダールのチョコレート工場を読んだ記事を書いたのですが、 今、ブログ村の方へ行ってみたら、モーリンさんもダールを記事にしていた事に 気づいて遊びに来ましたぁ~!! 私がマチルダを読んだのは、去年の9月。 自分で自分のブログで確認しちゃいました^^; 記事でも再読したい1冊と書いているので、 モーリンさんの記事も頭の片隅に残しつつ、 再読したいと思います♪ Happy Reading~♪