国際卓球連盟(ITTF)のホームページで2017年9月の世界ランキングが発表されました。

今回のポイントは、8月に行われた次の2つのワールドツアーの結果の影響です。

  • チェコオープンでの張本智和の優勝
  • ブルガリアオープンでの石川佳純の優勝 と伊藤美誠の準優勝
  • チェコオープンでの伊藤美誠の優勝と石川佳純の準優勝
では早速見てみましょう。

*カッコ内は前月順位
 女子 ポイント 
男子  ポイント 
 1 丁寧(中国)(1) 3384(-72)  馬 龍(中国)(1) 3355 
 2 陳夢(中国)(4) 3302(±0)  樊振東(中国)(2)  3309
 3 朱雨玲(中国)(2) 3287(±0)  許昕(中国)(3) 3072 
 4 劉詩ウェン(中国)(3) 3241(±0)  オフチャロフ(ドイツ)(4) 2975
 5 石川佳純(日本)(7)  3157(+70) 張継科(中国)(5) 2829 
 6  平野美宇(日本)(5)  3139(±0) T. ボル(ドイツ)(7) 2793 
 7 伊藤美誠(日本)(11) 3121(+164)  黄鎮廷(香港)(8)  2751
 8 フェン・ティアンウェイ(シンガポール)(6) 3055(-40) 水谷隼(日本)(6)  2744
 9  ハン・イン(ドイツ)(9) 2994(-17)  丹羽孝季(日本)(9)  2739
 10 鄭怡静(台湾)(8) 2987(-33)  サムソノフ(ベラルーシ)(10)  2684
 13
 張本智和(日本)(20) 2624(+120) 

*ポイントのカッコ内は前月からの増減です。前月順位が「-」となっている選手は前月のランキングのない選手です。通常、ランキングポイント対象の試合に4か月以上出場しなかった場合に、ランキングから一時的に除外されます。福原愛が現在そういう扱いです。

中国の丁寧やシンガポールのフェン・ティアンウェイは8月は国際大会に出場していませんが、ポイントが減っています。これは、昨年8月に獲得したボーナスポイントが失効したためです。昨年8月に行われた国際大会はリオオリンピックなので、リオオリンピックのシングルスで獲得したボーナスポイントがなくなっています。男子では、馬龍や張継科、水谷隼や丹羽孝季もポイントが減っています。一方、リオオリンピックで団体戦のみ出場した伊藤美誠や劉詩ウェン、出場しなかった平野美宇、陳夢、朱雨玲は減っていません。石川佳純は今年8月の加点があるため先月より増えてますがリオオリンピックで獲得したボーナスポイントは削減されています。