平野美宇 中国スーパーリーグ 世界ランキング4位に惜敗

(第6節 11月2日)

 第6節は強豪山東魯能と相手ホームでの対戦。平野美宇は相手のエースで10月時点の世界ランキングが4位の朱雨玲と第1戦で対戦。朱雨玲は、21歳で9月の全中選手権で3連覇している中国のトップ選手で昨シーズンはオルドス1980(チーム名が変わった)に属していた。年齢から言っても、第3節で当たった陳夢と共に東京オリンピックに出場してくる可能性は高い。平野はまだ1勝しかできていないが、、毎回中国のトップ選手と試合をさせてもらえるのはありがたい。
 試合は、第1ゲームを平野が11-9で取ったが、第2ゲームをあっさりと2-11で取られてしまった。第3ゲームはゲームポイントを先に取るもデュースに持ち込まれからくも12-10で取った。あと1ゲームとれば勝利となる、4ゲーム目は1球目でいきなりサーブミス。先行されたものの4ポイント連取で追い上げ7-8に。相手はこのゲームを落とすと負けるので、たまらずタイムアウト。タイムアウト直後に8-8の対スコアに追い付いたが9-11で取られてしまった。これでゲームカウントが2-2になり、勝負は第1節の木子戦に続き7ポイント先取の最終ゲームにもつれ込んだ。第5ゲームも先行されたが、その後5-5の対スコアまで持ち込んだが5-7で敗れ、ゲームカウント2-3で敗れてしまった。しかし、朱雨玲相手にオールゲームを戦ったこの試合は木子戦以上に中国メディアでも評価されるだろう。チームも0-3で敗れ、現時点での順位は10チーム中9位だ。しかし、上位チームとの相手ホームでの対戦が多かったので、まだチャンスはある。


試合後のインタビュー(動画)(中国の特集番組「平野美宇的乒乓故事」からと思われる)