【卓球】チームワールドカップをちょっと予測

 今度の2018チームワールドカップの参加国や試合方式を説明したが、次に簡単にシミュレーションをしてみたいと思います。


まず、シード順のおさらいです。

 シード 女子 (カッコ内はランキングと代表権) 男子 
 1  日本(2) 中国 (1、アジア選手権優勝)
 2  中国(1、アジア選手権優勝)  日本(3)
 3  香港(4)  ドイツ(2、欧州選手権優勝)
 4  台湾(5)  香港(6)
 5  ルーマニア(6、欧州選手権優勝)  韓国(4)
6   シンガポール(3)  スウェーデン(7)
 7 ブラジル(24、北南米選手権優勝)  フランス(5)
8   エジプト(39、アフリカ選手権準優勝)  ブラジル(16、北南米チャンピオン)
 9  北朝鮮(9)  イギリス(14)
10   アメリカ(21、北南米選手権準優勝)  エジプト(24、アフリカ選手権優勝)
 11  オーストラリア(50、オセアニア選手権優勝)  アメリカ(45、北南米選手権準優勝)
 12  イギリス(3) オーストラリア (52、オセアニア選手権優勝)

ちなみにランキングとシード順が一致していないのは、シード順を決めるための暫定ランキングは各国の上位3選手の平均で決めるためです。このため、女子はランキング4位、6位、7位の3人がいる日本が2位、5位、12位の3人の中国を上回ってシード1位になっています。

1. シミュレーション

シード順を基にステージ1の組み合わせ方式に従ってグループを組んでみます。

まず、女子です。

 グループ 1番の国
 2番の国 3番の国 
 A  日本  A-2(エジプト) A-3(米国)
 B  中国  B-2(ブラジル) B-3( 北朝鮮)
 C  香港  C-2(シンガポール) C-3( 英国)ENG
 D  台湾 D-2(ルーマニア) D-3(オーストラリア)

順当に行くと、日本、中国、香港、台湾が各グループの1位になり2番の国が2位になります。その結果から、日本がトーナメント表の1枠、中国が8枠、香港と台湾が4枠か5枠のどちらかになります。Aグループ2位のA-2は同じグループ1位の日本と同じ山にならないので6枠か7枠になり、同様にBグループ2位のB-2は2枠か3枠になります。同様に、C-3は香港と違う山、D-3は台湾と違う山になります。仮のトーナメント表を作成してみます。

枠   女子  男子
 1  日本  中国
 2  B-2  B-2
 3  D-2  D-2
 4  香港  ドイツ
 5  台湾  香港
6   A-2  A-2
 7  C-2  C-2
 8  中国  日本

なお、男子のステージ1のグループ分けは次のようになります。

 グループ 1番の国
 2番の国 3番の国 
 A  中国  A-2(スウェーデン) A-3(フランス)
 B  日本  B-2(英国) B-3( エジプト)
 C ドイツ  C-2(韓国) C-3( オーストラリア)
 D 香港
D-2(ブラジル) D-3( 米国)

2. 考察

 女子は未知数なのは北朝鮮ですが、準決勝で当たるのが香港か台湾、あるいはそれ以外のチームでも決勝まで勝ち上がれると思います。中国は予選は丁寧と劉詩雯を使わず朱雨玲、王曼昱、陳幸同で戦うと思いますがどちらにしろ1試合も落とさず決勝に進む可能性が強いです。日本は、早田ひなの使い方がカギになると思います。予選では早田がシングルスで星を取れそうな場合やダブルスが強い相手にはみまひなで平野と石川を交互に2点(シングルス2回)で使うことも考えられます。また、予選ではダブルスでみうみまを試しながらシングルスで確実に星を取るという方法もあります。あとは、中国とどう戦うかですね。

 男子は、5枠にドイツが来る場合があり、この場合準決勝で対戦することになります。ドイツはオフチャロフをシングルスで2回使ってくると思われます。日本は丹羽か張本をシングルスで2回使うと思われます。ダブルスで勝てばオフチャロフに2敗しても残り2戦で勝てばいいですが、ダブルスで負けた場合はオフチャロフに1勝しなければ3勝できません。また、中国は決勝では馬龍をシングルで2回使い樊振東と許昕(または林高遠)をダブルスとシングルスで使うと思われます。難しいとは思いますが、なんとかダブルスで勝ってシングルスでの2勝を狙うしかないと思います。

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