卓球の2016世界ジュニア選手権大会4日目(12/3)は、男女それぞれの団体戦決勝が行われた。日本は、男女とも決勝に進出しており、女子が6連覇を狙う中国と、男子は準決勝で中国を破った韓国と戦い、ともに勝ってアベック優勝を決めた。
女子は、第1セットで平野美宇が石洵瑶(Shi Xunyao)にフルセットの末惜しくも敗れ、第2セットでは伊藤美誠が第1ゲームを取ったあと2ゲームを奪われゲームカウント1-2となった時にはどうなるかと思ったが、その後2ゲームを連取してフルセットで勝ち切った。続く早田ひなは3-1で勝ち優勝に王手をかけた。第4セットは伊藤美誠が第1セットで平野美宇を破った 石洵瑶 と戦い第1ゲームこそデュースに持ち込まれたがストレートで勝ち優勝を決めた。
女子団体の優勝は、2010年以来2度目で中国の6連覇を止めた。中国は昨年全タイトルを総なめしたメンバーが1人もおらずジュニアの下のカデットの選手もおり選手の入れ替わりの時期でシングルでも1位から3位を独占した昨年のチームほど強力でなかったのかもしれない。しかし、19歳になった陳可や陳幸同はともかくとして、シングルで2連覇している17歳の王曼昱はどうしたのだろうか。やはり、中国スーパーリーグを優先したのか。
それにしても、平野美宇の調子が悪かった4戦してグループリーグでの1勝だけだ。その分、伊藤美誠ががんばり、8戦全勝だった。
男子は、中国を破って意気の上がる韓国をストレートで破り女子とのアベック優勝を決めた。男子団体優勝は2005年以来やはり2度目で中国の11連覇を止めた。韓国は準決勝に中国にフルセットで勝ち優勝は確定と油断したのか、日本から2ゲームしか奪えないまま終わってしまった。
選手 | 試合 相手 | 第1ゲーム | 第2ゲーム | 第3ゲーム | 第4ゲーム | 第5ゲーム | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
平野美宇 | 石洵瑶 | 7-11 | 11-7 | 8-11 | 11-7 | 7-11 | 2-3 |
伊藤美誠 | 劉煒珊 | 11-8 | 1-11 | 9-11 | 11-7 | 11-8 | 3-2 |
早田ひな | 孫芸禎 | 11-9 | 11-3 | 6-11 | 11-6 | 3-1 | |
伊藤美誠 |
石洵瑶 | 13-11 | 11-7 | 11-7 | 3-0 |
選手 | 試合 相手 | 第1ゲーム | 第2ゲーム | 第3ゲーム | 第4ゲーム | 第5ゲーム | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
木造勇人 | 趙勝敏 | 11-5 | 11-7 | 9-11 | 11-7 | 3-1 | |
張本智和 | 安宰賢 | 11-4 | 5-11 | 11-8 | 12-10 | 11-8 | 3-1 |
松山祐季 |
金大宇 | 12-10 | 11-6 | 11-8 | 3-0 |