アジア選手権/アジアカップ/世界ジュニア » 2017アジアカップ » 卓球 アジアカップ、やはり注目は平野美宇
ITTF(国際卓球連盟)のホームページにアジアカップの最初のニュースが掲載されました。タイトルは「アジアカップで最も成績のいい劉詩ウェンが連覇を狙う」というもので、中国の劉詩ウェンが2010年の優勝の後、2012年、2013年と連覇、さらに昨年優勝して今回優勝すれば5勝目で2度目の連覇になるということです。また女子では、劉詩ウェン以外にはアジアカップで3勝以上した選手はなく、連覇した選手も2008年、2009年の同じ中国の郭躍しかいないらしいです。さらに、劉詩ウェンはワールドカップでも4度優勝していて、同じくワールドカップで4度優勝している選手は、すでに引退したやはり中国の王楠と張怡寧だけということです。アジアカップで3位以内ならワールドカップに無条件で参加できるので、この二人の記録を破る可能性があります。ただ、その劉詩ウェンも、いつもうまくいっていたわけではなく、2015年のアジアカップでは同じインドでシンガポールのフェン・ティアンウェイに決勝で負けて準優勝に終わっています。そのとき、3位は朱雨玲でした。
今回は、この3選手がエントリーし、朱雨玲と劉詩ウェンがそれぞれ第1シードと第2シード、そしてフェン・ティアンウェイが第4シードでその後に石川佳純が続いているが、ここで第3シードに入り注目を浴びているのが平野美宇である、と書かれています。また、昨年のワールドカップでセンセーショナルな優勝を果たし、今年のアジア選手権で予測を覆し、中国の3選手を倒して優勝したティーンエージャーという説明まで付いています。
また、アジア選手権でのこの平野美宇のパフォーマンスで印象が薄れてしまったが、直前の団体戦で劉詩ウェンは平野美宇に勝っており、過去の何度かの対戦でも勝っていることも具体的な大会名とともに書かれています。
さらに、平野美宇はアジア選手権では日本選手で3人目の優勝者だが、このアジアカップでまた偉業を達成すると、女子では日本人初の優勝に成る、と記事を締めくくっています。
記事のタイトルは劉詩ウェンでしたが、結局後半5分の2は平野美宇に関する記述で文章の中にもあるようにその注目度を物語っています。