【卓球】 Tリーグの概要(試合方法、順位決定方法)

Tリーグは今年10月24日に男子、10月25日に女子が開幕して、約半年(通常は9~3月)の間に試合を複数回行い、優勝チームと最優秀選手が決まります。


初年度である2108年度は男女それぞれ4チームでリーグ戦を行います。

このページでは、Tリーグの試合方法シーズン中のチーム順位の決め方選手のランク付けについて説明します。


まず、以下にチーム名と地元を紹介します。

 女子チーム  地元 男子チーム   地元
 日本生命レッドエルフ  大阪府  木下マイスター東京  東京都
 木下アビエル神奈川  神奈川県  T.T彩たま  埼玉県
 TOP名古屋  名古屋市  岡山リベッツ  岡山県
 日本ペイントマレッツ  大阪市  琉球アスティーダ  沖縄県(調整中)

1. Tリーグの試合方法

Tリーグはホームアンドアウェイで試合をします。4チームで総当たりリーグ戦をすると6試合です。2018年度は男女それぞれ42試合あるので、7回同じチームと当たることになりますが、ホームアンドアウェイなら偶数回必要なので、1回は開幕戦のようなホームでもアウェイでもない試合が1回あるんでしょうか。それとも、まだ3月に試合があるのかもしれません。

以下に1回の試合のやり方を説明します。なお、Tリーグでは、試合ではなく「マッチ」と呼んでいてチーム同士の対戦は「チームマッチ」、チームマッチでの選手同士の対戦(シングルスやダブルス)を「マッチ」と呼ぶようです。


  1. チームマッチは、第1マッチがダブルス、第2~4マッチがシングルス
  2. ダブルスは3ゲームマッチ、シングルスは5ゲームマッチ
  3. 各マッチの最終ゲームは6-6から開始する
  4. 第4マッチまではチームマッチの勝敗に関わらず必ず行う
  5. 4マッチ終了後に同点の場合、1ゲームのみの延長戦(決定戦)を行う
  6. 1回のチームマッチで4名以上の選手が出場すること
  7. 1人の選手が出場できるのは延長戦以外のシングルスとダブルス各1マッチ
  8. 延長戦には、延長戦が1マッチ目、または2マッチ目の選手が出場できる
  9. ベンチは選手(4~6名)、監督1名、コーチ1名で構成

また、マッチでは「マルチボールシステム」、「20秒バイオレーション」(得点コールからサービス開始まで20秒以内)などが採用されます。

2. チーム順位の決め方

シーズン内のチーム順位は累積した「勝ち点」の量で決まります。


獲得できる勝ち点はチームマッチの勝敗により次のようになります。


  • 勝ったチームは勝ち点「3」を獲得(4-0で勝った場合は勝ち点「4」)
  • 延長戦で負けたチームは勝ち点「1」を獲得
  • 延長戦以外で負けたチームには勝ち点は与えられない
なお、シーズン内の勝ち点合計が同じ場合は、(1)全マッチの勝敗数の差、(2)全ゲームの勝敗数の差、(3)得失ポイントの総計の差、(4)チーム同士の対戦成績、(5)抽選の順で決定します。

3. 選手のランク付け

Tリーグでは、選手を実績によってランク付けし、上位ランクの選手に最低出場試合の義務を課しています。次の表に、これをまとめます。

選手ランク  要件  主な選手 
S   以下のいずれかの条件を満たす選手
  • 世界ランキング10位以内(2016年1月以降)
  • 五輪/世界卓球でシングルスでメダル(2014年1月以降)
  • 五輪/世界卓球で団体優勝(2014年1月以降)
平野美宇(レッドエルフ)
 石川佳純(アビエル)
鄭怡静(TOP)
馮天薇(マレッツ)
AAA   以下のいずれかの条件を満たす選手
  • 世界ランキング20位以内(2016年1月以降)
  • 五輪/世界卓球でシングルス8位以内(2014年1月以降)
 早田ひな(レッドエルフ)
浜本由惟(アビエル)
徐孝元(TOP)
加藤美優(マレッツ)
 AA  以下のいずれかの条件を満たす選手
  • 世界ランキング50位以内(2016年1月以降)
  • 日本選手権ベスト16以内(2016年1月以降)
 前田美優(レッドエルフ)
長﨑美柚(アビエル)
森薗美咲(マレッツ)
安藤みなみ(マレッツ)
 A  上の条件を満たさないが同等と認められる選手
(AAランクの選手に最低3度に1回は勝てる程度)
常晨晨(レッドエルフ)
袁雪嬌(アビエル)

4.  Tリーグデータベース

次のリンク先でTリーグの選手、マッチ、チームマッチに関するデータをまとめています。


Tリーグデータベース