9月23日に卓球のワールドツアープラチナ第5戦のオーストリアオープンは3日目を迎え、男子と女子のシングルスの準々決勝と準決勝が行われました。日本選手でベスト8に残ったのは早田ひな、松平健太、丹羽孝季の3人で全員中国選手との対戦となりましたが、全員負け準々決勝敗退となってしまいました。
次は準々決勝の結果です(赤字は勝者です)。
選手A | 選手B | ゲーム カウント |
スコア |
---|---|---|---|
(女子シングルス 準々決勝) |
|||
杜凱栞(HKG) | 孫穎莎(CHN) | 1-4 | 7-11,2-11,6-11,8-11 |
陳夢(CHN) | 王曼昱(CHN) | 2-4 |
6-11,11-6,11-9,8-11,7-11,9-11 |
早田ひな |
顧玉婷(CHN) |
2-4 | 6-11,9-11,11-4,8-11,11-8,7-11 |
張端(CHN) | 顧若辰(CHN) | 2-4 | 6-11,8-11,11-6,2-11,11-6,8-11 |
(男子シングルス 準々決勝) |
|||
松平健太 | 方博(CHN) | 3-4 |
15-13,11-6,8-11,13-11,5-11,5-11,4-11 |
O. アサール(EGP) |
閻安(CHN) | 1-4 | 7-11,13-15,16-14,4-11,11-13 |
丹羽孝季 |
林高遠(CHN) | 1-4 | 5-11,5-11,11-13,12-10.4-11 |
S. ゴジ(FRA)
|
H. カルデラノ(BRA) |
4-0 | 11-8,13-11,11-6,119 |
(注)選手名の後ろのカッコ内は国名(CHN=中国、HKG=香港、FRA=フランス、BRA=ブラジル、EGP=エジプト)です。
早田ひなは結構競りました。第3ゲームなどは最初から6ゲーム連取で6-0とし11-4で取り、ここから逆転かと期待させる内容でした。T2APACで王曼昱や孫穎莎と競った試合をしているので中国選手に対する苦手意識はあまりないはずで、ゲームカウント1-2からの逆転も十分あると思いました。第4ゲームは取られましたが、第5ゲームを逆転で奪い返し2-3としました。顧玉婷は逆転されて集中力を欠いたかと思いましたが、第6ゲームは建て直し常時先行して7-11で早田ひなが負けてしまいました。早田ひなにはなんとか勝ってベスト4の一角に食い込んで欲しかったです。顧玉婷はこれで平野美宇、浜本由惟、早田ひなと日本選手を3盾で破りました。すべて格上でポイントもだいぶ稼いだと思います。
男子シングルスは、松平健太が惜しかったです。世界ランキング11位の中国の方博をゲームカウント3-1と追い込んで勝利を直前にしながら5-11、5-11、4-11と簡単に3ゲーム連取され逆転負けしてしまいました。試合を見てないので状況がわかりません(itTVのアーカイブを視れますが)がなにがあったんでしょうか。
ちなみに、準決勝の結果は次のとおりです。
(女子シングルス)
王曼昱 vs 孫穎莎 4-2
顧玉婷 vs 顧若辰 4-2
(男子シングルス)
閻安 vs 方博 4-3
林高遠 vs S. ゴジ 4-1
王曼昱は6月のジャパンオープンでは優勝した孫穎莎にストレートで負けています。その後も中国国内とT2APACで何度も対戦しているのでリベンジとは言えないかもしれませんが、ワールドツアーでのリベンジを果たしました。
まあ、言っても仕方ないですが平野美宇が1回戦で顧玉婷に勝っていれば決勝での王曼昱との対戦もあったかと思うと非常に残念です。中国1軍の王曼昱と
孫穎莎より下の選手には確実に勝てるようになってほしいです。