アジア選手権/アジアカップ/世界ジュニア » 2018ユースオリンピック アジア予選
来年10月6日から10月18日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われる第3回ユースオリンピックのアジア予選に卓球の代表として平野美宇と張本智和が参加することが日本卓球協会から発表されました。
アジア予選はITTF(国際卓球連盟)主催で11月3日から11月5日にインドで行われます。今回のアジア予選からのユースオリンピックへの出場枠は4枠のため、代表の4か国とリザーブ4か国(5~8位)を決定します。競技は、男子シングルス、女子シングルスだけのよう、男女各1名の混合チームによる団体戦です。前回の2014年大会では、男子1名と女子1名の混合チームによる団体戦もあったのですが今回はないようです。
[追記]今回のアジア予選ではアジア代表4選手が選ばれますが、ユースオリンピックの出場権を争う大会は他にも用意されています。また、アジア予選では男子シングルスと女子シングルスしかありませんでしたが、オリンピックでは男女1名ずつの混合チーム戦もあるようです。混合チーム戦では、男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルスの3試合が行われます。混合チームは同じ国同士以外に、同じ地域どうし、または国際ペアも可能です。
今回のユースオリンピックは2000~2003年生まれが対象です。4年ごとの開催で出場対象選手の生まれ年も4年ごとに区切られるので通常のオリンピックと異なり選手個人は一度しか出場のチャンスはないわけです。ちなみに、平野美宇は2000年生まれ、張本智和は2003年生まれです。 なお、各国からは男女1名ずつしか参加できないようです。卓球は男女それぞれ32選手が出場します。出場選手の内訳は、地域予選で男女各14名、来年6回にわたって開催される「2018ブエノスアイレスへの道シリーズ(Road to Buenos Aires 2018 series)」で男女各12名(たぶん)、2018年7月の18歳以下(U18)ランキングの上位3選手(男女)、開催地の国から男女各1名、その他に世界共通枠で2名となります。
[追記]上記の卓球の出場選手の人数と内訳を追加しました。
前回大会は2014年に中国の南京で開催されました。その時の卓球の代表は加藤美優と村松雄斗でした。加藤美優は準決勝で中国の劉高陽に敗れ、3位決定戦で米国のリリー・チャンに敗れメダルを逃しています。村松雄斗は決勝で中国の樊振東(ファンジェンドン)に敗れましたが銀メダルに輝きました。混合チーム戦では決勝で中国と対戦し、村松雄斗は樊振東に、加藤美優は劉高陽に負けて中国チームに負けて銀メダルでした。その後、樊振東はいまや中国ナンバー2で国内外の大会で常に決勝で馬龍と対戦する選手に成長しました。劉高陽は名前を聞くことが少ないですが、国家一軍のメンバーで今年1月の一軍若手14人のトーナメントでは5勝8敗で10位でした。
中国の代表は女子は孫穎莎(スンインシャ)、男子は王楚欽(ワンチューチン)と発表されています。この2人は今年6月末から7月にかけて開催されたアジアジュニア選手権の男子と女子のシングルス優勝者です。ちなみに、王曼昱(ワンマンユ)は1999年生まれなので今回の対象外です。
試合は、2ステージ制で行われ、第1ステージでは参加人数によって異なりますが3~5人のグループを4~12グループ作り、グループ内総当たりで第2ステージ進出者12名または16名を決めます。第2ステージでは、3人または4人のグループを4グループ作り各グループの1位が来年のオリンピック出場権を獲得します。各グループの2位はリザーブになります。シード順はジュニアの世界ランキングで決まり、現在はU21でもU18でも平野美宇が1位、伊藤美誠が2位、孫穎莎が3位で、第1シードが平野美宇、孫穎莎が第2シードなのでお互いが当たることはないと思います。
平野美宇は、東京オリンピックの前哨戦として是非金メダルを獲得してほしいです。
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