今大会のU21女子シングルスでは、エントリー時のU21女子の世界ランキングの1位~4位の長﨑美柚、大藤沙月、木原美悠、塩見真希と、木村光歩の5選手が待機リストのままで出場できませんでした。そのため、エントリー時で世界ランキング5位(現在8位)の相馬夢乃が第1シードになっていて、日本選手で唯一のシード選手です。
予選からの出場は、出澤杏佳、小塩遥菜、中森帆南の選手で全員予選を通過し本戦に進みました。
日本選手の試合のスケジュールと結果、およびトーナメント表を掲載します。
1回戦の結果は以下のとおりです。
相馬夢乃 vs 蔡育勤(台湾) 3-2 (9-11, 5-11, 11-8, 11-6, 11-8)
出澤杏佳 vs マラニナ(ロシア) 3-0 (16-14, 11-3, 11-9)
小塩遥菜 vs ディアコヌ(ルーマニア) 2-3 (11-8, 9-11, 5-11, 11-8, 5-11)
中森帆南 vs 申裕斌(韓国) 1-3 (5-11, 8-11, 11-9, 9-11)
相馬は先週のスロベニアオープンでU21で準優勝した蔡育勤(ツァイ・ユーチン)との対戦で、2ゲームを先取され苦しい展開でしたが、3ゲーム以降はポイントを常に先行して試合を優位に進め3ゲームを連取して逆転しました。
2回戦のスケジュールは以下のとおりです。
相馬夢乃 vs DUTTA(インド) 3-0 (12-10, 11-3, 11-9)
出澤杏佳 vs ザリフ(フランス) 3-1 (11-6, 11-7, 11-13, 11-6)
二人とも2回戦に勝って準々決勝に進出しました。
5月16日は予選も含めて大会3日目ですがU21は準々決勝から決勝まで行われました。
日本選手の準々決勝の結果は次のとおりです。
相馬夢乃 vs VOVK(クロアチア) 3-0 (11-7, 11-4, 11-3)
出澤杏佳 vs カマス(インド) 3-1 (8-11, 11-8, 11-4, 11-5)
準決勝の結果は以下のとおりです。
相馬夢乃 vs 出澤杏佳 3-2 (6-11, 12-10, 13-11, 11-13, 11-9)
決勝は相馬夢乃と地元クロアチアのスン・ジアイの対戦となりました。スン・ジアイは中国からの帰化選手と思われます。相馬は第1ゲームこそ取りましたが、相手のスンは球が少しでも浮くと踏み込んでスマッシュを打ち込んでくる上にあまりをミスをしないため、相馬は対応しずらかったようでした。
決勝戦の結果は以下のとおりです。
相馬夢乃 vs スン・ジアイ 1-3 (11-6, 3-11, 4-11, 8-11)
優勝:スン・ジアイ(クロアチア)、準優勝:相馬夢乃
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