世界選手権は予選が行われた後、大会2日目(4/22)からダブルスの決勝トーナメント、3日目(4/23)からシングルスの決勝トーナメントが始めります(大会日程はこちら)。
日本選手は全選手が決勝トーナメントからの出場なので、決勝トーナメントの組み合わせ(ドロー)がどうなるか気になるところです。
決勝トーナメントの組み合わせはシード順に基づいて行われます。
ここでは、シングルスとダブルスの決勝トーナメントの組み合わせの決定方法について説明します。
決勝トーナメントの組み合わせを決める抽選は4月19日と4月20日に行われます。
シングルスの決勝トーナメントの組み合わせは以下の3日間に分けて行われます。
-
4月19日(土):第17~32シード、第33~64シードを決まった枠に抽選で配置
-
4月20日(日):第9~16シード、第5~8シード、第3~4シード、第1~2シードの順に決まった枠に抽選で配置
-
予選終了後(4月22日)に予選通過64選手をランダムに残り64枠に配置
[2019/4/19追記]4/19のドローは日本時間23:00(現地16:00)、4/20のドローは日本時間18:00(現地11:00)に行われる予定です。
ここでいう「決まった枠」とは、ITTF Handbookで定義されたシード順に伴って決められた枠で、例えば第1シードと第2シードは上半分の最初の枠と下半分の最後の枠というようにシード順の高い選手同士が早い段階で当たることのないように配慮された枠です(通常は第1シードが最初の枠、第2シードが最後の枠なのですが、世界選手権では第1シードと第2シードも抽選できめるようです)。
この「決まった枠」は次のようになります。
-
第1~2シード:上半分の山の最初、または下半分の山の最後
-
第3~4シード:上半分の山の最後、または下半分の山の最初
-
第5~8シード:
4分の1の山の
、奇数番目の最後または偶数番目の最初
-
第9~16シード:8分の1の山の、奇数番目の最後または偶数番目の最初
-
第17~32シード:16分の1の山の、奇数番目の最後または偶数番目の最初
-
第33~64シード:32分の1の山の、奇数番目の最後または偶数番目の最初
この「決まった枠」の中で抽選で各枠に入る選手が決まります。
ここで話を簡単にするために、ベスト16までの山で考えてみると、次のようになります。
具体的に女子シングルスに当てはめると、
第1~2シード:中国の丁寧と陳夢
第3~4シード:中国の王曼昱と劉詩雯
第5~8シード:石川佳純、伊藤美誠、鄭怡静(台湾)、平野美宇
ということになります。佐藤瞳は第9~16シードの枠に入ります。
世界選手権のシングルスの決勝トーナメントは実際には128枠あるので、このベスト16の1枠の下に8枠あることになります。
最後に、 長いですが実際の128枠での「決まった枠」を示しておきます。