平野美宇の中国スーパーリーグ挑戦
今月(2016年10月)の初めに開催された卓球のワールドカップで最年少チャンピオンになり一躍注目を浴びている平野美宇選手に注目しています。特に、ワールドカップ後すぐに参加した中国スーパーリーグ(中国超級リーグ)でどのような戦い方を見せるかについては目が離せません。
そんな平野美宇選手の活躍を追いかけます。
卓球の平野美宇が2016年10月16日から11月16日の約1か月間中国の卓球プロリーグのトップリーグスーパリーグ(超級)に参戦しました。夏ごろから参加チームを探していたらしいですがなかなか決まらず10月のワールドカップ参加前にやっと決まったそうです。中国スーパーリーグは10チームで争われますが平野美宇が参加するのは内蒙古自治区を拠点とする鄂尓多斯1980(オルドス1980)です。鄂尓多斯1980はスポンサーの名前で服飾関係の大手コングロマリッドだそうです(平野美宇もリーグへの参加中に鄂尓多斯1980の服を着てモデルとして写真を撮ってます)。
鄂尓多斯1980のメンバーは李佳イ(22歳)、朱朝暉(20歳)、張薔(22歳)と若いチームです。前のシーズンでは主力に朱雨玲を擁していましたが、朱雨玲の移籍により主力が欠ける感じです。この穴を埋めるのがマレーシアの馮天薇(フェン・ティアンウェイ)です。馮天薇は32歳ですが世界ランキングで10位以内に入っているためこのチームでは一番の実力となります。監督の劉偉(リュウウェイ)はアトランタ五輪でダブルスで銀メダル、世界選手権では女子シングルスで1995年に銅、女子ダブルスで1991年に銅、1993年に金、1995年に銀、混合ダブルスで1991年、19993年、1995年に金とかなり強かった選手らしいです。ワールドカップ前は「こんな弱い選手をうちに入れてだいじょうぶか?」と直接言われたらしいですが、ワールドカップ後に電話がかかってきて「やっぱり強いね」と言われたそうです。さらに現地での練習では「勝ち方を教えてあげる」と言われたらしいです。この結果、試合に出場させてもらえるかさえわからなかったのが、ほとんどの試合でチームの主力として相手チームの主力と対戦させてもらえたのは非常によかったのだと思います。本人も「ワールドカップで勝っておいてよかった」と雑誌のインタビューで言っています。
中国スーパーリーグでは毎週日曜日と水曜日に試合があり、ホームアンドアウェイ方式で対戦します。全部で10チームあるのでホームで9試合、アウェイで9試合、合計18試合行います。そのうえで上位4チームで年末に再度決定戦を行います(日本のプロ野球のプレーオフみたいなものです)。
各節での対戦は以下のとおりです。詳細はリンクをクリックしてください。
また、最後にまとめも書いていますので是非読んでください。