2019オマーンオープンが3月22日から(予選は3/20から)オマーンのマスカットで始まります。今大会は早田ひなが優勝した2月のポルトガルオープンに続き年間6回開催されるチャレンジプラスシリーズの2大会目です。チャレンジプラスは、2019年から新たに設定された大会のカテゴリで、ワールドツアーと従来のチャレンジシリーズとの間の大会として格付けられ獲得できる世界ランキング用のポイントもワールドツアーより低く従来のチャレンジシリーズより高くなります(詳細は2019ITTFランキングシステムの「大会種類別のポイント表」の「チャレンジシリーズ/チャレンジプラス」のタブを参照してください)。
今大会は並行してチャレンジシリーズのスペインオープンが並行して開催されるためか、また西アジアでの大会のためかヨーロッパからの参戦も少なく、またポルトガルオープンでは多数出場していた中国選手も出場していないため、出場選手はポルトガルオープンの半数ほどになっています 。日本からはポルトガルオープンと同じように早田ひな、森さくら、ミキハウス勢など男女共若手が出場しています。また、今大会は平野美宇が参戦しているので、女子は日本生命勢とミキハウス勢といった感じです。
本戦(決勝トーナメント)は3月22日からですが、本戦に先立って3月20日から予選が行われます。
今大会はチャレンジプラスの大会なので優勝で獲得できる世界ランキング用のポイントは1100ポイントです。ワールドツアーは、1800ポイント、チャレンジシリーズは850ポイントなのでその間になります。チャレンジプラス大会はワールドツアーではないのでT2ダイヤモンドやグランドファイナルへの出場に必要となるワールドツアーポイントは獲得できません(詳細はこちら)。
開催される種目は、女子と男子のシングルス、女子と男子のダブルス、混合ダブルス、U21の女子と男子のシングルスです。決勝トーナメント(本戦)は、男子シングルスはいつも通りR64(ベスト64)から開始ですが、女子シングルスは出場選手数の関係かR32からです。ダブルスは3種目ともいつも通りR16からの開始です。U21はR16からの開始です。
今大会はヨーロッパからの出場が少なく、中国選手も出場していないため、シングルスのエントリーは女子が54名、男子が95名になっています。
[3/20/2019追記]女子の出場選手が58名から54名に減りました。
日付 | 種目/ラウンド |
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3/20(水) | 男子・女子シングルス 予選グループ 第1戦、第2戦 |
男子ダブルス 予選トーナメント(1回戦) | |
U21男子・女子シングルス 予選グループ第1戦、第2戦 |
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3/21(木) | 男子シングルス 予選グループ 第3戦、予選決定戦 |
女子シングルス 予選グループ 第3戦 | |
男子ダブルス 予選トーナメント 2回戦(決定戦) |
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女子・ 混合ダブルス 予選トーナメント 1回戦(決定戦) |
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U21男子・女子シングルス 予選グループ 第3戦、予選決定戦 |
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3/22(金) |
男子シングルス 決勝トーナメント 1回戦(R64)、2回戦(R32) |
女子シングルス 決勝トーナメント 1回戦(R32) |
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男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 1回戦R16) | |
混合ダブルス 決勝トーナメント 1回戦(R16)、準々決勝 | |
U21男子・女子シングルス 決勝トーナメント 1回戦(R16)、準々決勝、準決勝 |
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3/23(土) | 男子シングルス 決勝トーナメント 3回戦、準々決勝 |
女子シングルス 決勝トーナメント 2回戦、準々決勝 |
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男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 準々決勝、準決勝 |
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混合ダブルス 決勝トーナメント 準決勝、 決勝 | |
U21男子・女子シングルス 決勝トーナメント 決勝 |
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3/24(日) | 男子・女子ダブルス 決勝トーナメント 決勝 |
男子・女子シングルス 決勝トーナメント 準決勝、決勝 |
・女子
平野美宇、佐藤瞳、芝田沙季、橋本帆乃香、早田ひな、大藤沙月* 、塩見真希*、森さくら
・男子
吉村和弘、及川瑞基、神巧也
(* はU21にも出場する選手です)
女子ダブルスは佐藤瞳/橋本帆乃香、芝田沙季/大藤沙月ペア、男子ダブルスは及川瑞基/神巧也ペアが出場します。混合ダブルスには日本ペアは出場しません。なお、ポルトガルオープンに出場した 世界選手権代表 の加藤美優は、並行して開催されるチャレンジシリーズのスペインオープンに出場しています。
今年1月の世界ランキングの記事のトピックにも書きましたが、1月の世界ランキングの4位、5位、6位の選手のランキングポイントを構成する8大会のポイントの中にチャレンジプラスの優勝ポイントの1100ポイント前後のポイントが含まれていることや、ワールドツアーなどの準々決勝敗退などのポイントが減少していることを考えると、チャレンジプラス大会はもっと重視されていいと思っていますが、今大会はワールドツアープラチナのカタールオープンの前の週ということもあり2月のポルトガルオープン以上に出場選手が少ないようです。
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 2(T2) です)。オマーンのマスカットは日本と5時間時差があり、日本が5時間早いです。つまり、現地の10時は日本の15時になりますので注意が必要です。