【卓球】 2018グランドファイナル 女子シングルス

 2018ワールドツアーの締めくくりの2018グランドファイナルが12月13日(木)から12月16日(日)の4日間で開催されます(詳細はこちら)。


ここでは、女子シングルスの日程、試合方式日本選手の試合結果トーナメント表を記載します。

1. 女子シングルスのスケジュール

 日付 種目/ラウンド 
12/13(木) 19:00 女子シングルス 1回戦(R16) 4試合
 12/14(金)11:20頃  女子シングルス 1回戦(R16) 2試合
15:15  女子シングルス 1回戦(R16) 2試合
19:00   女子シングルス/男子シングルス 準々決勝(各2試合)(1試合ずつ女男交互)
 12/15(土)13:00 女子シングルス/男子シングルス 準々決勝(各2試合)(1試合ずつ女男交互)
 19:00 女子シングルス/男子シングルス 準決勝(1試合ずつ女子/男女交互)
 12/16(日)14:30 女子シングルス 決勝

(メモ)時間は現地時間ですが日本と時差はありません。また、「11:20頃」というのは11:20が開始の目安ですが前の試合の進行状況によって開始時間が前後することを示します。

2. 試合方式

試合は以下の方式で行われます。


  1. 勝ち抜きのトーナメント形式(R16から)
  2. 7ゲームマッチ
  3. 組み合わせはITTFおよびワールドツアーの基準に従う
  4. 国による組み合わせの区別は行わない
(3) のシード順ですが、最新の世界ランキング順ではなく、ワールドツアースタンディングの順位になっています(ワールドツアースタンディングはこちらを参照)。 (4)は1回戦から同じ国の選手同士の対戦があるということです。

第12シードの中国の何卓佳は、出場した大会数が5試合しかないためポイントが少なく世界ランキングは50位ですが3大会で準決勝まで行っているのでワールドツアーポイントを集めていて無視できない存在です。

3. 日本選手の試合スケジュール

1回戦(R16)の結果(12/13、14)

 伊藤美誠はらしいゲームとらしくないゲームがあり、鄭怡静に粘られ先月のスウェーデンオープンのような爆発力を出せないまま、鄭怡静にかわされて敗退しました。平野美宇はラバーを変えたのかネットに引っ掛けてはラケットを覗くことが多く精度に欠きミスを連発した一方、石川は気迫があり集中力で勝っていました。佐藤瞳と芝田沙季は、中国トップ選手から1ゲームを奪う健闘を見せましたが、中国選手の気迫と技術が上回っていました。


石川佳純vs平野美宇   4-1 (11-6, 11-3, 9-11, 11-8, 11-7)

伊藤美誠 vs 鄭怡静(台湾)        3-4 (9-11, 11-3, 7-11, 11-6, 11-8,8,7)

佐藤瞳 vs 朱雨玲(中国)            1-4 (5-11, 8-11, 11-7, 1-11, 4-11)

芝田沙季 vs 丁寧(中国)            1-4 (3-11, 6-11, 11-7, 7-11, 5-11)

準々決勝の結果(12/14、15)

石川佳純の相手は世界ランキング50位ながら今年ワールドツアーで3度準決勝まで進出している何卓佳で、石川も11月のオーストリアオープンでストレートで負けている相手でした。

石川佳純は1ゲーム目を簡単に取られたあと、相手の球にも慣れ接戦しなり交互にゲームを取り、ゲームカウント3-1とされてから2ゲーム連取で最終ゲームに持ち込みました。最終ゲームも前のゲームの勢いのまま8-4とリードしますが、ここから何卓佳に追い上げられ逆転されて惜敗しました。


準々決勝は結果は次のとおりです。


陳夢(中国)vs王曼昱(中国)           4-1 (16-14, 11-7, 10-12, 11-8, 16-14)

丁寧(中国)vs鄭怡静                     4-0 (11-6, 11-7, 11-9, 11-1)

朱雨玲vs劉詩雯                           4-0 (11-1, 11-6, 11-9, 11-6)

石川佳純vs何卓佳                       3-4 (4-11,9-11,12-11,12-14,11-9,11-7,9-11)

準決勝と決勝の結果(12/15、16)

12/15の夜に行われた準決勝の結果は次のとおりです。


陳夢vs朱雨玲                 4-2 (9-11, 11-6, 11-5, 5-11, 13-11, 11-3)

何卓佳vs丁寧                 4-2 (12-14, 9-11, 19-17, 11-4, 11-6, 11-5)


決勝の結果は次のとおりです。


陳夢vs何卓佳                   4-1 (9-11, 11-5, 11-8, 12-10, 11-7)

4.  トーナメント表

対戦をクリックすると試合の予定(開始時刻とテーブル)、または詳細スコア(終了した試合の場合)が表示されます。予定内の「T1」は試合の卓球台(テーブル)の番号で「Table 1」を表します。

また、終了した試合のメモにあるリンクはitTVまたはYoutubeの試合のビデオへのリンクです(ある場合)。クリックするとitTVまたはYoutubeの試合のビデオへジャンプします。itTVを登録(Register)されてない方は登録して視聴してください。現時点では無料です。

トーナメント表の上部の黒いタイトルバーをクリックするとThe Tournamentのサイトでこのトーナメント表を確認できます。

 平野美宇と石川佳純が1回戦でいきなり対戦します。また、同じ下半分の山に丁寧と鄭怡静がいるなど、平野美宇と石川佳純が準々決勝で当たった今年のワールドカップに似ています。平野はここ2年石川に海外の試合で勝てていないのですが、11月のTリーグの対戦では勝っているので、平野がワールドカップのリベンジをするのか、石川が直近の対戦の雪辱を果たすのか、1回戦の対戦はもったいないですが楽しみです。


また、日本選手5選手中4選手が下半分に入ってしまいました。その分8人いる中国選手が上半分に6人集まってしまいました。日本選手と中国選手が集中した半面、芝田沙季が丁寧を倒すか、伊藤美誠が11月のスウェーデンオープンのようにまた丁寧を倒せば、決勝で日本対中国の対戦になる確率が高いとも言えます。