10月3日からワールドツアーのスウェーデンオープンがスウェーデンのストックホルムで始まります。本戦に先立ち予選が10月1日と2日で行われます。
今回のスウェーデンオープンは年6回あるワールドツアーとしては第6戦、ワールドツアープラチナを含めたワールドツアー(計年12回)としては第10戦となります。
年内の主要大会はスウェーデンオープンとワールドツアープラチナが2大会、女子および男子のワールドカップ、チームワールドカップ、T2ダイヤモンドシンガポール大会、グランドファイナルとあと7大会で選手によってはもっと少なくなります(詳細なスケジュールはこちらの表を参照)。
また、ワールドツアープラチナのドイツオープンとオーストリアオープン、ワールドカップ、グランドファイナルはポイントが高く、またT2ダイヤモンド大会はポイントがそのまま加算されるので、オリンピック代表選考に使用される2020年1月の世界ランキングに大きく影響する大会がまだ残っています。
今回のスウェーデンオープンに出場する日本選手は女子15名と男子10名、総勢25名と日本としては少なめです。中国は今回は馬龍以外はトップ選手が勢ぞろいしていて、男女14名ずつ総勢28名と日本よりも多いです。
大会の概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴方法についてまとめました。
2019スウェーデンオープンは年間に6大会あるワールドツアーの6番目の大会です。
(1) 競技種目
行われる競技は以下の6種目です。
(2) 試合方式
(3) 獲得できる世界ランキング用のポイントはこちらを参照
(4) 賞金総額:170,000米ドル(約1850万円)
シングルス優勝賞金:18,500米ドル(約200万円)
日付 | 女子シングルス | 男子シングルス | 女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
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10/1(火) | 予選トーナメント (1回戦(R128)、2回戦(R64)) | 予選トーナメント(1回戦(R256)、2回戦(R128)) |
予選トーナメント (1回戦(R32)) |
予選トーナメント (1回戦(R32)) |
|
10/2(水) | 予選トーナメント (3回戦(R32)) |
予選トーナメント(3回戦(R64)、3回戦(R32)) | 予選トーナメント (2回戦(R16)) |
予選トーナメント (2回戦(R16)) |
予選トーナメント (1回戦(R32)、2回戦(R16)) |
10/3(木) | 決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
10/4(金) | 2回戦(R16) |
2回戦(R16) | 準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
10/5(土) | 準々決勝 |
準々決勝 |
決勝 | 決勝 | 決勝 |
10/6(日) | 準決勝 決勝 |
準決勝 決勝 |
(メモ)予選の詳細なスケジュールはこちらを、本戦(決勝トーナメント)の詳細なスケジュールはこちらをご覧ください。
今大会に出場する日本選手は、次のとおりです(太字はシングルスのシード選手です)。
・女子
平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、佐藤瞳、芝田沙季、加藤美優、橋本帆乃香、長﨑美柚、早田ひな、塩見真希、木原美悠、森さくら、松平志穂、大藤沙月、小塩遥菜
・男子
張本智和、丹羽孝希、水谷隼、森薗政崇、宇田幸矢、神巧也、及川瑞基、𠮷田雅己、町飛鳥、松島輝空
シングルスには全選手が出場します。女子ダブルスは、平野美宇/石川佳純、長﨑美柚/木原美悠、男子ダブルスは及川瑞基/宇田幸矢、神巧也/松島輝空、混合ダブルスは伊藤美誠/水谷隼、早田ひな/張本智和の各ペアが出場します。シードは長﨑/木原ペアと伊藤/水谷ペアだけです。
中国選手は、同じワールドツアーのブルガリアオープンやチェコオープンではトップ選手が出場しませんでしたが、今大会はトップ選手が出場しています。出場選手は日本選手より多く28選手(女子14名、男子14名)が出場します。
以下に出場する選手を挙げます(太字はシングルスのシード選手です)。
女子:陳夢、丁寧、朱雨玲、王曼昱、劉詩雯、孫穎莎、陳幸同、王芸迪、顧玉婷、孫銘陽、張瑞、銭天一、劉斐(LIU Fei)、劉瑋珊(Liu Weishan)
男子:許昕、樊振東、林高遠、梁靖崑、王楚欽、趙子豪(ZHAO Zihao)、周啓豪、劉丁碩、于子洋、孫聞、徐海東(XU haidong)、方博、閻安、張煜東(ZHANG Yudong)
ダブルスは、女子は王曼昱/孫穎莎、丁寧/陳夢、男子は許昕/樊振東、林高遠/梁靖崑、混合ダブルスは劉詩雯/許昕、王曼昱/林高遠の各ペアが出場します。王曼昱/林高遠ペア以外はシードです。
女子シングルスは、ヨーロッパの大会ですが世界ランキング上位のアジアの選手がほとんど出場しているためシードに入っているヨーロッパ選手は地元枠でシードになっているスウェーデンのエクホルムとベルグストロームだけです。中国と日本選手以外のアジア選手では台湾の鄭怡静、香港の杜凱栞、シンガポールの馮天薇、韓国の徐孝元(ソヒョウォン)がシードです。
男子シングルスは、韓国の李尚洙と林鐘勲、香港の黃鎮廷(ウォンチュンティン)、ヨーロッパ勢ではスウェーデンのファルクとカールソン、ドイツのオフチャロフとフランチスカ、そしてピッチフォード(イングランド)、ゴジ(フランス)がシードになっています。
スウェーデンオープンといえば、昨年伊藤美誠が劉詩雯、丁寧、朱雨玲を破った衝撃的な優勝が印象に残っています。
今年も中国からトップ選手が出場しているので、女子は陳幸同に2連勝を許した8月のワールドツアー2連戦以上に大変ですが、準決勝以上に進まないと東京オリンピックの代表レースのポイントとして役に立たないので頑張ってほしいです。
また、男子は中国トップ選手に加えてヨーロッパのトップ選手もいるので、通常のワールドツアーとは言え、ワールドツアープラチナ以上に厳しそうです。
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はT1(Table1)~T3(Table3)の3台です)。スウェーデンのストックホルムは日本と7時間時差があり、日本が7時間早いです。つまり、現地の10時は日本の17時になりますので注意が必要です。