2019年からITTFのシニアの世界ランキングの対象になるツアーとして、T2ダイヤモンドとチャレンジプラスが追加されました。
チャレンジプラスは昨年発表されたレギュレーションで獲得できるポイントも発表されていましたが、T2ダイヤモンドについては以下の点が分かっているだけでした。
2019年はT2ダイヤモンドが3回開催され、日程は次のように決まっています。
出場選手は次の基準で男女各16選手が選ばれることになりました。
最終成績 | ワールドツアープラチナ | ワールドツアー |
---|---|---|
優勝 | 500(ポイント) | 250 |
準優勝 | 300 | 125 |
準決勝 | 200 | 63 |
準々決勝 | 100 | 31 |
ベスト16(R16) | 50 | 16 |
ベスト32(R32) | 25 | 8 |
なお、最新のワールドツアーランキングはITTFのこちらのページで確認できます。
また、いつ時点のワールドツアースタンディングで各T2ダイヤモンド大会の出場者を決定するのかは以下のように決まっています。
開催期間 |
開催地 | 出場選手決定日 | |
---|---|---|---|
EVENT1 | 7/18~7/21 | 未定 |
6/3(中国オープン後) |
EVENT2 | 9/26~9/29 | 未定 | 7/15(オーストラリアオープン後) |
EVENT3 | 11/28~12/1 | 未定 | 10/14(ドイツオープン後) |
EVENT1はハンガリーオープン、カタールオープン、中国オープンの3大会のワールドツアーポイントの合計で決まるワールドツアーランキングで出場選手が決定します。EVENT2はハンガリーオープンからオーストラリアオープンまでの7大会、EVENT3はハンガリーオープンからドイツオープンまでの11大会のワールドツアーポイントの合計で決まるワールドツアーランキングで出場者が決定します。
1/15の発表で、T2ダイヤモンド大会で世界ランキング用のポイントが獲得できる点は変わっていませんが、その扱いについてはワールドツアーなどほかの大会のポイントとは異なる扱いになっています。
まず、獲得できるポイントの表を示します。
最終成績 | 獲得ポイント |
---|---|
優勝 | 1000 |
準優勝 | 800 |
3位 |
700 |
4位 | 600 |
準々決勝敗退 | 500 |
ベスト16(R16) | 400 |
すぐ気付くのはポイントがワールドツアーより低いことです。しかし、その代わりにT2ダイアモンドで獲得できる世界ランキング用のポイントには特別なルールがあります。それは、ランキングポイントに算入する8大会とは別枠で加算できるということです。つまり、通常の大会での獲得ポイントについてはその中で最も高いポイントから8大会分の合計でランキングポイントが決まりますが、T2ダイヤモンドのポイントはほかのポイントと入れ替えるのではなくそのまま加算されます。つまり、2019年のランキングポイントの構成は次のようになりT2ダイヤモンドの3大会すべてに出場した選手の場合、11大会の合計になります。
(1) 獲得したランキング用ポイントで高いものから8個の合計 |
(2) EVENT1で獲得したポイント |
(3) EVENT2で獲得したポイント |
(4) EVENT3で獲得したポイント |
ランキングポイント = (1) + (2) + (3) + (4) |
T2ダイヤモンドは16選手による勝ち抜きのトーナメント方式(ノックアウト方式)で優勝が争われます。また3位決定戦があり1位~4位までが個別に決まります。
試合はワールドツアーなどとは異なる、次のような独自のルールで行われます。
T2ダイヤモンドの大会は賞金額が高いことも特徴の1つです。
1つの大会の賞金総額は50万米ドル(男女それぞれ25万米ドル)になっています。
最終成績 |
賞金(米ドル) |
---|---|
優勝 | 10万 |
準優勝 | 5万 |
3位 |
2万 |
4位 | 12,000 |
準々決勝敗退 | 7,000 |
ベスト16(R16) | 5,000 |
また、3大会で得たポイントの合計が最も多い選手を「T2ダイヤモンド2019チャンピオン」と称するらしいです。これについては、単に表彰するだけなのか、アワードや賞金などがあるのかは現時点では不明です。