世界選手権/ワールドカップ/チームワールドカップ » 平野美宇の2017世界卓球選手権 » 2017世界卓球 かすみうペアは辛くも1回戦突破
5/30は混合ダブルス1、2回戦、男女ダブルスの1回戦が行われました。
平野美宇は石川佳純との「かすみう」ペアでダブルス1回戦に臨みました。
石川佳純は今回は吉村真晴との混合ダブルスにも参戦するため、この日は
現地時間18:30から
混合ダブルス1回戦、19:30から女子ダブルス1回戦、さらに21:15から混合ダブルス2回戦と約4時間の間にダブルスを3試合戦う予定になっていました。を戦いました。ただ、試合開始がかなり遅れたため休憩は取れたと思います。
アジア選手権3位、韓国オープンで2位になった伊藤美誠/早田ひなの「みまひな」ペアに比べまだ結果が出ていない石川佳純/平野美宇の「かすみう」ペアですが、アジア選手権での平野美宇の活躍もあってか、また日本選手の中で1位と2位のペアのためか「世界最強」とマスコミが書き立てています。実際には中国の丁寧と劉詩ウェンのペアが世界ランキング1位と2位のペアで、このペアは経験も長く実績もあるため圧倒的に「世界最強」だと思うのですが。とはいえ、次の2回戦で勝つと3回戦で早々に丁寧/劉詩ウェンの中国ペアと当たる可能性があるので、ここで勝ては「世界最強」と言っても構わないと思います。
しかし、かすみうペアは今回も1回戦からタイのペアに対して苦戦しました。お互い単体では強いのですが、お互いの長所を引き出すよりも長所がかみ合わず得点に結びつかない感じです。解説でも、平野美宇が相手のサーブに回転を掛けてレシーブした球を返球されると回転が予想外になり石川佳純にとって難しい球になることがあるそうです。この辺りはお互いの特徴を理解していると対応できるようになるらしいですが、そうなるにはこのペアとして経験を積むしかないらしいです。そのため、下位との戦いでは戦略を単純にした方が戦いやすく点を取りやすいですが、別の考え方をするといきなり高度な戦い方はできないので下位のペアとの戦いでやって慣らしておく必要があるのも事実だと思います。試合は、第1ゲームをいきなり逆転で9-11で取られましたが、第2、3ゲームを11-7、11-8と連取しました。このまま押し切るかと思ったのですが第4ゲームを3-11と一方的なスコアで取られてしまいました。しかし、第5、6ゲームを11-8、11-6で取りゲームカウント4-2で2回戦に進出しました。一方、みまひなペアは11-7、12-10、11-6、11-8で第2ゲームこそ危なかったですがストレートで勝ち2回戦に進出しました。