女子シングルスの本戦は8月23日から始まります(スケジュールはこちらのページをご覧ください)。
本戦は、シード選手16名と予選通過者16名の合計32名で、勝ち抜きのトーナメント方式で行われます。予選は8月21日と22日の2日間で行われます(予選の内容については予選グループのページをご覧ください)。
また、大会の概要と試合のライブ配信の視聴方法はこちらのページをご覧ください。
8/22に予選が終わり本戦進出の16選手が決定後に、予選通過選手を含めた本戦組み合わせの最終版が発表された。今回の組み合わせは偏りがひどく、予選から進出の日本の3選手は全員が上から2つ目の4分の1の山に入り、予選から進出の中国選手は6選手全員が下半分の山に入った。今大会は中国のシード選手はいないため、上の山には中国選手がおらず代わりに日本選手が約半分の7選手となった。
1回戦は9選手が戦い5選手が勝ち2回戦に進んだ。
伊藤美誠は先週は1回戦で中国の張瑞と当たった。3ゲーム連取の後3ゲームを返され危なかったが最終ゲームを取って勝利した。先週は1回戦で中国の王芸迪に当たり敗退したが、二連覇を強く意識してか今回はその轍を踏まなかった。その王芸迪とは順調にいけば準決勝で当たるはずだったが、王芸迪が1回戦でポーランドのリー・チェンに敗れてしまった。とはいえ、2回戦も先週ベスト4の劉高陽との対戦で、3回戦も中国選手と当たる可能性があるので気が許せない。平野美宇と石川佳純も順当に2回戦に進んだ。
石川佳純 vs ラング(ドイツ) 4-2 (11-9, 11-6, 11-4, 9-11, 6-11, 11-7)
橋本帆乃香 vs リ・ジエ(オランダ) 2-4 (4-11,6-11, 11-7,7-11, 11-6, 7-11)
長﨑美柚 vs マテロバ(チェコ) 4-3(11-9,13-11,6-11,9-11,7-11,11-5,11-8)
相馬夢乃 vs スッチ(ルーマニア) 2-4 (7-11, 6-11, 13-11, 3-11, 11-9, 8-11)
芝田沙季 vs ウー・ユエ(米国) 4-3(8-11,13-10,9-11,11-7,11-9,6-11,11-9)
平野美宇 vs 森薗美月 4-2 (11-7, 11-6, 6-11, 12-10, 6-11, 11-5)
佐藤瞳 vs ウィンター(ドイツ) 2-4 (7-11, 11-8, 11-6, 8-11, 7-11, 4-11)
早田ひな vs 武楊(中国) 0-4 (9-11, 6-11, 9-11, 10-12)
伊藤美誠 vs 張瑞(中国) 4-2 (11-5, 11-9, 11-9, 7-11, 9-11, 7-11, 11-9)
2回戦では、日本選手同士の試合が2試合あったが波乱は起きなかった。 芝田 もランキング上は格下だが昨年末のT2と今年のヨーロッパトップ12の優勝者のルーマニアのスッチをストレートで破った。伊藤は昨日に続き中国選手との対戦だった。相手は先週のブルガリアオープンで平野美宇を破ってベスト4になった劉高陽だったが、ゲームカウント2-1でリードした4ゲーム目で大きくリードされた状況から、 ジャパンオープンでの陳幸同戦 のように一気に連続ポイントで逆転してゲームを奪うと、5ゲーム目も集中力を切らさず攻めて勝ち切った。最後は相手もなす術がない感じだった。
芝田沙季 vs スッチ(ルーマニア) 4-0 (11-7, 11-5, 11-8, 11-9)
平野美宇 vs 長﨑美柚 4-0 (11-5, 11-9, 12-10, 11-5)
石川佳純 vs 橋本帆乃香 4-2 (11-7,11-7,7-11,11-6,9-11,11-4)
伊藤美誠 vs 劉高陽(中国) 4-1 (11-9, 4-11, 11-8, 11-9, 11-5)
8月25日(土曜)は準々決勝と準決勝が行われます。また、1テーブルごとの進行になりライブ配信はテーブル1(T1)となります(ライブ配信についてはこちらを参照)。
石川佳純 vs A.ディアス(プエルトリコ) 8/25 10:00(日本時間17:00) T1
平野美宇 vs 芝田沙季 8/25 10:50(日本時間17:50) T1
伊藤美誠 vs 文佳(中国) 8/25 15:20(日本時間22:20) T1
平野は先週の石川のように1回戦から3戦連続で日本選手との対戦です。芝田とは先月の韓国オープンで対戦して負けています。今大会の芝田も充実しているみたいなので激戦を期待します。一方。伊藤は1回戦から3戦連続で中国選手との対戦です。伊藤選手は中国選手をまったく苦にしてないようですし、準々決勝で勝てば準決勝も中国の武楊と対戦する可能性がありますが武楊は今年圧倒して勝っているので問題ないでしょう。もう片方から上がって来る日本選手との決勝になるかもしれません。
伊藤は今大会3人目の中国選手、文佳と対戦しました。試合はゲームオールにもつれ込みましたが文佳が打ち勝って、伊藤はチェコオープン2連覇を逃してしまいました。また、日本選手同士の対戦は先に3ゲームを先取した芝田が逃げ切りました。芝田は先月の韓国オープンでも平野美宇に勝っておりこれで2連勝です。また、最近はワールドツアーで上位進出が続いているので来年1年間の東京五輪候補争いには確実に顔を出しそうです。
石川佳純 vs A.ディアス(プエルトリコ) 4-2(12-14, 11-5, 11-7, 11-6, 9-11, 11-5)
準決勝は日本選手同士、中国選手同士となりました。石川佳純と芝田沙季の対戦は2ゲーム目につきると思います。1ゲーム目を取られた芝田が石川を圧倒し9-3と大きくリードしてこのゲームを取るかと思いましたが、石川の驚異の反撃で一気に追いつかれ逆転されてしまいました。結局、先月のオーストラリアオープンと同じ4-1で石川が勝利しました。いつも強気の芝田ですが気力でも石川が勝っていたように見えました。
石川佳純 vs 芝田沙季 4-1 (11-7, 12-10, 11-6, 11-13, 11-6)
文佳 vs 武楊(中国) 4-1 (8-11, 11-7, 11-6, 怪我のため武楊棄権)
日本選手同士の決勝は実現しませんでしたが、石川はここで優勝すれば8月に無効になる昨年のブルガリアオープンの優勝のポイントの代わりとなるポイントを獲得できます。また、伊藤を倒した中国選手を倒せば自信にもなり、来月のワールドカップにも弾みがつきます。
石川佳純 vs 文佳 8/26 13:40(日本時間20:40) T1
石川は文佳とゲームを取り合ってゲームカウント2-2になった後、2ゲームを連取し優勝を決めました。石川は今年3月のワールドツアープラチナのドイツオープンに続き、ワールドツアー2勝目になります。また、ランキングポイントに加算されている昨年8月のブルガリアオープン優勝の1800ポイントが今月(8月)で無効になるが、それに代わる1800ポイントをこの優勝で獲得したため、9月も同じランキングポイントを維持できます(8月の世界ランキングはこちらを参照)。
石川佳純 vs 文佳 4-2 (8-11, 11-8, 11-4, 7-11, 11-6, 13-11)
現時点の時間とテーブルは上から順に付いてるだけのなので直前に変更される可能性があると思います。
対戦をクリックすると試合の予定(開始時刻とテーブル)、または詳細スコア(終了した試合の場合)が表示されます。予定内の「T1」は試合の卓球台(テーブル)の番号で「Table 1」を表します。
また、終了した試合のメモにあるリンクはitTVの試合のビデオへのリンクです(存在する場合)。クリックするとハイライトまたはitTVの試合のビデオへジャンプします。ittVは登録(Register)されてない方は登録して視聴してください。現時点では無料です。
トーナメント表の上部の黒いタイトルバーをクリックするとThe Tournamentのサイトでこのトーナメント表を確認できます。