【卓球】 女子シングルスは中国一色に - 2017オーストラリアオープン3日目の結果

 卓球のワールドツアープラチナのオーストラリアオープン3日目(7/6)はシングルスの準々決勝と準決勝が行われました。日本選手は女子2名、男子4名が準々決勝を戦いましたが誰も準決勝に進むことができませんでした。

 女子シングルスは日本選手でベスト8に残ったのは今大会のU21で優勝/準優勝の19歳の芝田沙紀と17歳の塩見真希でした。この2人は予選からの出場でしたがほかの日本選手が消えていく中でベスト8まで勝ち残りました。この2人以外は中国選手で今回は中国選手同士の対戦がなく6名全員がベスト8に残りました。しかし、本当に中国選手は負けませんね。

 芝田沙紀は顧玉婷(グユーチン)と対戦し7-11、9-11、5-11、9-11のストレートで負けましたが、果敢に攻めて途中リードする場面もあり中国選手と戦う自信が持てたのではないかと 思います。今回、U21でも優勝しており今回の経験を次回につなげてほしいです。塩見真希は世界ランキング2位の朱雨玲(ジュユーリン)と対戦し3-11、13-15、4-11、3-11のストレートで負けました。第1、3、4ゲームは大差で負けたものの第2ゲームはデュースで何度も粘り1回は自分のゲームポイントもあったので惜しかったです。芝田沙紀選手は自主参加だからかユニフォームが日本代表のものでなく四天王寺高校のものであれっと思いました。今回の活躍で今後は日本代での派遣もあるかもしれません。今回のU21準優勝とシニアベスト8の経験を生かして頑張ってほしいです。

 ほかの2試合は中国選手同士の試合でした。1試合は18歳の王曼昱と20歳の陳幸同の対戦でした。この二人は今回ダブルスを組んでいるのですが王曼昱はかなり気合が入っていて4-0で圧倒してました。ジャパンオープンで16歳の孫穎莎にストレートで敗れ中国オープンのメンバーから外されたはずされたこともあるのでしょうか今回は絶対優勝するという感じの気合が入っているようです。もう1試合は陳夢と張薔の23歳同士の対戦でしたが、陳夢が格の違いを見せつけこちらも4-0で勝ちました。その結果、ベストは全員中国選手という見慣れた景色となってしまいました。こうなると、中国選手に詳しくない人にとってはもう興味が薄くなってしまいますね。1人くらいは日本選手が残っていてほしかったです。

 準決勝は、1試合は朱雨玲と王曼昱でしたが予想外に王曼昱が11-8、11-7、11-4、11-4と朱雨玲を圧倒しました。またもう1試合も陳夢が11-7、11-6、12-10、11-7とやはりストレートで勝ち決勝進出を決まました。中国選手同士の場合はオールゲームになることが多いだけに今回はこの二人はかなり気合が入っているようです。王曼昱は2月のカタールオープンの決勝で陳夢に負けて優勝を逃しているので今回は絶対に勝ちたいでしょうし、陳夢もジャパンオープンで優勝しそこねているので今度こそと狙っていると思います。

 男子シングルスは、4選手がベスト8に残りましたが幸いなことに日本選手同士の対戦がなく準々決勝4試合すべてに日本選手が出ましたが、残念ながらだれもベスト4に残れませんでした。各試合の結果は以下のとおりです。

・水谷準 vs 趙勝敏(韓国) 3-4(9-11、11-8、5-11、7-11、11-6、11-8、4-11)

・吉田雅己 vs S・ゴジ(フランス) 0-4(5-11、9-11、9-11、4-11)

・松平健太 v V・サムソノフ(ベラルーシ) 1-4(8-11、9-11、11-8、8-11、9-11)

・大島裕哉 vs P・ドリンクホール(英) 2-4(8-11、11-7、8-11、11-7、4-11、8-11)


ちなみに準決勝では、ゴジとサムソノフが勝って決勝に進出しました。