7月11日からワールドツアープラチナのオーストラリアオープンがオーストラリアのジーロングで始まります。本戦に先立ち予選が7月9日と10日に行われます。
今回のオーストラリアオープンは年6回あるワールドツアープラチナとしては第4戦、ワールドツアープラチナを含めたワールドツアー(計年12回)としては第7戦となります。また、5月末から3週連続で中国オープン、香港オープン、ジャパンオープンと続き、2週空けて先週の韓国オープンから、オーストラリアオープン、マレーシアでの第1回T2ダイヤモンド大会と約2か月間にアジア地区を中心に大きな大会が6大会続きます(詳細なスケジュールはこちらの表を参照)。
また、中国オープン、ジャパンオープン、オーストリアオープンがワールドツアープラチナ、香港オープンと韓国オープンが通常のワールドツアーとポイントが高く、それに加えてポイントがそのまま加算されるT2ダイヤモンド大会と、この6大会の結果はオリンピック代表選考に使用される2020年1月の世界ランキングに大きく影響するので代表を狙う選手には重要です。
今回の韓国オープンに出場する日本選手は女子16名と男子16名、総勢32名が出場します。中国も林高遠以外のトップ選手を含め男女それぞれ12名が出場するため、ジャパンオープンと同様に厳しい大会となりそうです。
大会の概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴方法についてまとめました。
2019オーストラリアオープンは年間に6大会あるワールドツアープラチナの4番目の大会です。
(1) 競技種目
行われる競技は以下の6種目です。
(2) 試合方式
(3) 獲得できる世界ランキング用のポイントはこちらを参照
(4) 賞金総額:332,000米ドル(約3600万円)
シングルス優勝賞金:35,000米ドル(約380万円)
日付 | 女子シングルス | 男子シングルス | 女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
---|---|---|---|---|---|
7/9(火) | 予選トーナメント (1回戦(R128)、2回戦(R64)) | 予選トーナメント(1回戦(R128)、2回戦(R64)) |
|
|
|
7/3(水) | 予選トーナメント (3回戦(R32)) |
予選トーナメント(3回戦(R32)) | 予選トーナメント(1回戦(R16)) |
予選トーナメント(1回戦(R16)) |
予選トーナメント (1回戦(R16)) |
7/4(木) | 決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
7/5(金) | 2回戦(R16) |
2回戦(R16) 準々決勝 |
準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
7/6(土) | 準々決勝 |
準決勝 |
決勝 | 決勝 | 決勝 |
7/7(日) | 準決勝 決勝 |
決勝 |
今大会に出場する日本選手は、次のとおりです(太字はシングルスのシード選手です)。
・女子
平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、佐藤瞳、芝田沙季、加藤美優、橋本帆乃香、長﨑美柚、早田ひな、大藤沙月、塩見真希、木原美悠、森さくら、相馬夢乃、松平志穂、小塩遥菜
・男子
張本智和、丹羽孝希、水谷隼、吉村真晴、上田仁、森薗政崇、松平健太、吉村和弘、及川瑞基、宇田幸矢、平野友樹、三部航平、有延大夢、戸上隼輔、神巧也、田添響
シングルスには全選手が出場します。女子ダブルスは、平野美宇/芝田沙季、長﨑美柚/木原美悠、男子ダブルスは丹羽孝希/張本智和、戸上隼輔/宇田幸矢、混合ダブルスには伊藤美誠/水谷隼の各ペアが出場します。平野/芝田、石川/吉村真ペアががシードです。
[2019/07/10]混合ダブルスの石川佳純/吉村真晴ペアがキャンセルになったので修正しました。
中国選手は、トップ選手から若手まで28選手(女子14名、男子14名)が出場します。
以下に出場する選手を挙げます(太字はシングルスのシード選手です)。
女子:丁寧、劉詩雯、陳夢、朱雨玲、王曼昱、孫穎莎、李佳燚、孫銘陽、張薔、木子、銭天一、楊蕙菁、劉斐
男子:樊振東、許昕、林高遠、
馬龍、梁靖崑
、
鄭培鋒(Zheng Peifeng)、王楚欽、馬特,徐瑛彬(Xu Yingbin)、薛飛、徐晨皓(Xu Chenhao)、孫聞、向鵬、周愷(Zhou Kai)
ダブルスは、女子は陳夢/王曼昱、丁寧/劉詩雯、男子は馬龍/林高遠、許昕/樊振東、混合ダブルスは劉詩雯/許昕の各ペアが出場します。 すべての ペアがシードです。
女子シングルスはエントリー時点(たぶん6月)での世界ランキング18位までは全選手が出場していて、台湾の鄭怡静(チェンイーチン)、韓国の徐孝元(ソヒョウォン)、シンガポールの馮天薇(フォンティエンウェイ)、香港の杜凱栞(ドゥホイケン)、ルーマニアのベルナデッテ・スッチがシードに入っています。
男子シングルスエントリー時点でのボル以外の世界ランキング21位までの選手が出場していて、スウェーデンのマティアス・ファルク、ブラジルのウーゴ・カルデラノ、韓国の李尚洙(イサンス)、張禹珍(ジャンウジン)、ドイツのオフチャロフとフランチスカ、イギリスのピッチフォードがシードになっています。
見どころは、なんといっても実力は中国のトップ5と変わらない孫穎莎が予選からの開始になっていることです。1回戦では当たりたくないので、中国選手のところに入ってほしいところです。
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 4(T4) と思われます)。オーストラリアのジーロングは日本と1時間時差があり、日本が1時間遅いです。つまり、現地の10時は日本の9時になりますので注意が必要です。