2019ワールドツアー グランドファイナルが12月12日(木)から中国の鄭州市(ていしゅうし)で行われます。
グランドファイナルは、 1年間にあるワールドツアーとワールドツアープラチナ の総仕上げのような大会で、 毎年12月に開催されま す。賞金総額も約100万USドルで、シングルの優勝賞金も10万ドルです。ちなみにワールドカップの優勝賞金は6万ドル、ワールドツアープラチナの優勝賞金が3万ドル前後ですので、賞金では最上位の大会です(今年登場したT2ダイヤモンドも優勝賞金が10万ドルです)。
この大会に招待されるのはシングルスでは1年間にあるワールドツアー6大会とワールドツアープラチナ6大会で成績のよかった16選手、ダブルスでは8ペアです。
ここでは、グランドファイナル出場を決める独自のポイントシステム、グランドファイナルへの招待資格、招待選手、大会日程、ライブ配信の視聴方法、本日の試合スケジュールについて説明します。
グランドファイナルに招待されきる16選手または8ペアを決めるのは、ワールドツアーとワールドツアープラチナの結果に割り当てられたポイント(仮にワールドツアーポイントと呼びます)の獲得ポイント数で争います。このワールドツアーポイントは、世界ランキングを決めるランキングポイントに加算できるポイント(詳細はこちらを参照)とは別のポイントです。
2019年のワールドツアープラチナの大会は、カタールオープン、中国オープン、ジャパンオープン、オーストラリアオープン、ドイツオープン、オーストリアオープンの6大会です。
最終成績 | シングルス | ダブルス |
---|---|---|
優勝 | 500(ポイント) | 300 |
準優勝 | 300 | 150 |
準決勝 | 200 | 75 |
準々決勝 | 100 | 38 |
ベスト16(R16) | 50 | 19 |
ベスト32(R32) | 25 |
2019年のワールドツアーの大会は、ハンガリーオープン、香港オープン、韓国オープン、ブルガリアオープン、チェコオープン、スウェーデンオープンです。
最終成績 | シングルス | ダブルス |
---|---|---|
優勝 | 250(ポイント) | 200 |
準優勝 | 125 | 100 |
準決勝 | 63 | 50 |
準々決勝 | 31 | 25 |
ベスト16(R16) | 16 | 13 |
ベスト32(R32) | 8 |
また、ワールドツアー/プラチナの各大会で獲得したポイントを積算して合計ポイントの多い順に並べたランキングを「ワールドツアー スタンディング」と言います(現在のワールドツアースタンディングはこちらを参照)。
昨年まではワールドツアースタンディングはグランドファイナルの出場権を決めるためだけに使用されてきましたが、今年はT2ダイヤモンド大会の出場権を決めるためにも使用されましたので、なじみのある方も多いでしょう。
グランドファイナルに招待されるには以下の条件を満たす必要があります。
11月17日に今年最後のワールドツアープラチナのオーストリアオープンが終わりグランドファイナルへの招待選手が以下のように確定しました。
累計ポイントの後のカッコ内の数字は出場大会数です。
女子選手名 | 累積ポイント | 男子選手名 | 累積ポイント | |
---|---|---|---|---|
1 | 孫穎莎(中国) |
1882(8) | 許昕(中国) | 2044(8) |
2 | 伊藤美誠(日本) | 1685(11) | 樊振東(中国) | 1507(8) |
3 | 陳夢(中国) | 1600(7) | 林高遠(中国) | 1475(9) |
4 | 王曼昱 (中国) | 1182(8) | 馬龍(中国) | 1425(5) |
5 | 陳幸同(中国) | 880(10) | 張本智和(日本) | 930(11) |
6 | 劉詩雯(中国) | 835(7) | 林昀儒(台湾) | 866(10) |
7 | 丁寧(中国) | 806(6) | 梁靖崑 (中国) | 773(10) |
8 | 王芸迪(中国) | 799(8) | カルデラノ (ブラジル) | 619(8) |
9 | 朱雨玲(中国) | 714(7) | ボル(ドイツ) | 544(6) |
10 | 平野美宇(日本) | 636(11) | オフチャロフ(ドイツ) | 512(9) |
11 | 石川佳純(日本) | 574(11) | フランチスカ(ドイツ) | 496(9) |
12 | 馮天薇(シンガポール) | 504(11) | 趙子豪(中国) | 489(8) |
13 | 何卓佳 (中国) | 438(9) | ファルク(スウェーデン) |
438(8) |
14 | 鄭怡静(台湾) | 395(9) | 鄭栄植(韓国) | 404(9) |
15 | 佐藤瞳 (日本) | 387(11) | 水谷隼(日本) | 402(11) |
16 | 銭天一(中国) | 367(7) |
黃鎮廷(香港) |
363(12) |
(次点) |
田希志(韓国) |
342(11) | 丹羽孝希(日本) | 356(11) |
(メモ)男子はワールドツアースタンディング7位の中国の王楚欽が中国卓球協会による国際大会出場停止処分中のためにキャンセルになり順位が1つ繰り上がって、17位の香港の黃鎮廷が繰り上り出場となっています。次点は次の順位の選手です。出場予定の選手でキャンセルが出た場合に繰り上がりで出場となります。すべての選手のワールドツアースタンディングはこちらのITTFのページを参照してください。
ダブルスはポイントは記載していません。国名の後ろの数字は出場大会数です。
女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス | |
---|---|---|---|
1 | 木原美悠/長﨑美柚(日本) 9 |
鄭栄植/李尚洙(韓国)6 | 黃鎮廷/杜凱栞(香港)10 |
2 | 田志希/梁夏銀(韓国)4 | 樊振東/許昕(中国)4 | 林昀儒/鄭怡静(台湾) 9 |
3 | 孫穎莎/王曼昱(中国)4 | 梁靖崑/林高遠(中国)5 | 許昕/劉詩雯(中国)4 |
4 | 陳思羽/鄭先知 (台湾)8 | ボル/フランチスカ(ドイツ)4 | 水谷隼/伊藤美誠(日本)7 |
5 | 平野美宇/芝田沙季(日本)4 | 何鈞傑/黃鎮廷(香港)6 | 趙大成/申裕斌(韓国)4 |
6 | バラ―ジョバ/マテロバ(スロバキア/チェコ)11 | デューダ/チウ・ダン(ドイツ)6 | ピシュテイ/バラ―ジョバ(スロバキア)10 |
7 | 杜凱栞/李皓晴 (香港) 6 |
廖振珽/林昀儒(台湾) 8 |
フロール/ガスニー (フランス)11 |
8 | 呉穎嵐/蘇慧音(香港)6 | 陳建安/荘智淵(台湾)7 | シューディ/ペルゲル(ハンガリー) 10 |
時間は日本時間です。
日付 | 女子シングルス | 男子シングルス | 女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
---|---|---|---|---|---|
12/12(木) | 20:20 1回戦(R16) 4試合 |
19:30 1回戦(R16) 2試合 22:00 1回戦(R16) 2試合 |
15:20 準々決勝 |
16:00 準々決勝 |
14:00 準々決勝 |
12/13(金) | 11:00 1回戦(R16) 4試合 20:00 準々決勝 |
12:40 1回戦(R16) 4試合 20:50 準々決勝 2試合 |
16:00 準決勝 |
16:40 準決勝 |
15:00 準決勝 |
12/14(土) | 20:00 準決勝 |
14:00 準々決勝 2試合 21:40 準決勝 |
15:40 決勝 |
||
12/15(日) | 14:50 決勝 |
21:30 決勝 |
20:30 決勝 |
14:00 決勝 |
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 2(T2) です)。中国の 鄭州市 と は日本と1時間時差があり、日本が1時間早いです。現地の10時は日本の11時になりますので注意が必要です。
グランドファイナル
— 平野美宇&卓球応援団 (@4MIU_TT) December 15, 2019
今日12/15最終日の試合スケジュール
次はミユウズの決勝!
ライブ配信はYouTubeテレビ東京卓球チャンネルhttps://t.co/XofisxIDqp
その他のテレビ/ライブ配信の視聴方法は、https://t.co/Sq6kTeR1sQ#卓球 #グランドファイナル pic.twitter.com/0YfDMrEe2j