卓球のワールドツアープラチナの第3戦である2018中国オープンの本戦が5月31日から中国の深圳で始まります。本戦に先立って、男女シングルスの予選、男女ダブルスの予選、および混合ダブルスの予選が5月29日から行われます。今大会はワールドツアープラチナなのでワールドツアーよりポイントや賞金が高くなります(詳細はこちら)。しかし、開催地が中国のためなのかヨーロッパからの参加選手は少ないようです。日本からは派遣選手20名、自主参加選手12名の計32選手が参加します。香港オープンに参加しなかった水谷隼、丹羽孝希、張本智和も参加します。中国は、男子は馬龍、樊振東、許昕など主力が参加しますが、陳夢が手術後のために欠場しているほか、劉詩雯も香港オープンの最終日に中国オープンをキャンセルしましたが理由は不明です。それでも、丁寧、朱雨玲、王曼昱などほかの主力選手は出場します。
また、本大会で目新しいのは混合ダブルス競技が行われることです。これは、東京オリンピックで混合ダブルスが行われることになったことを受けたものと思われます。このため、U21の大会は今回は行われません。
ということで、今回もスケジュールと参加選手についてまとめました。
日付 | 種目/ラウンド |
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5/29(火) | 女子シングルス 予選(1回戦、2回戦) |
男子シングルス 予選(1回戦) | |
5/30(水) | 女子シングルス 予選(3回戦) |
男子シングルス 予選(2回戦、3回戦) | |
男子・女子・混合ダブルス 予選 |
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5/31(木) | 男子・女子・混合ダブルス 1回戦/準々決勝 |
男子・女子シングルス 1回戦(前半8試合) | |
6/1(金) | 男子・女子・混合ダブルス 準決勝 |
女子シングルス 1回戦(後半8試合)/2回戦/準々決勝(前半2試合) | |
男子シングルス 1回戦(後半8試合)/2回戦 | |
6/2(土) | 女子シングルス 準々決勝(後半2試合)/準決勝 |
男子シングルス 準々決勝/準決勝 |
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混合ダブルス 決勝 | |
6/3(日) | 男子・女子ダブルス 決勝 |
男子・ 女子シングルス 決勝 |
・女子
平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、早田ひな、佐藤瞳、加藤美優、橋本帆乃香、芝田沙季、森さくら、浜本由惟、前田美優、木原美悠、長崎美柚、大藤沙月、松平志穂、塩見真希、安藤みなみ、梅村優香
・男子
水谷隼、丹羽孝希、張本智和、松平健太、大島裕哉、吉村真晴、𠮷田雅己、上田仁、森薗政崇、木造勇人、及川瑞基、田中佑汰、宇田幸矢、柏友貴
今回は男女共全員シングルスに出場します。また、女子ダブルスはまた伊藤美誠と早田ひな、平野美宇と石川佳純が組みます。男子ダブルスは、大島祐哉と森薗政崇、上田仁と張本智和が組みます。混合ダブルスは、今年の全日本選手権優勝の伊藤美誠/森薗政崇ペアが出場します。日本はすべてのペアがシードになっています。
次に中国選手についても見てみます。
中国は、劉詩 雯 が直前の香港オープン最終日に出場をキャンセルしたほか、陳夢も手術をしたあととかで欠場しました。陳夢は超級リーグでは深圳大学チームに所属しているので超地元の大会に出場できなくて残念だと思います。それでも、地元中国の大会だけあってほかのトップ選手や中堅選手は積極的に参加しているようで、男子14名、女子9名が出場します。
以下に出場する主な選手を挙げます。
女子:丁寧、朱雨玲、王曼昱、陳幸同、孫穎莎、顧玉婷、武楊、車暁曦(Che Xiaoxi)、Liu Fei(劉肥?)
男子:馬龍、樊振東、許昕、林高遠、 張継科、 王楚欽、閻安、方博、薛飛、梁靖崑(Liang Jingkun)、周愷(Zhou Kai)
今回は中国選手はプラチナ大会であるだけではなく、地元の大会ということもあり力が入っていると思います。やはり、男子は馬龍と樊振東、女子は丁寧と朱雨玲あたりが決勝に絡んでくると思います。
あとは、予選から上がってくる中国選手がどこに入るかも見どころです。先週の香港オープンでも女子シングルスで予選から本戦に進出した中国の張端や何卓佳が平野美宇だけでなく同じ中国の劉詩雯にも勝ってしまいましたし、昨年平野美宇に5連勝ぐらいしている顧玉婷もいます。男子も先週の香港オープンでは吉村真晴に負けましたが先週からワールドツアーに復帰した張継科、方博、また今年の世界選手権に選出された王楚欽や昨年末の世界ジュニア選手権で優勝した薛飛(シュエ・フェイ)など強い選手が予選から出場します
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 4(T4) です)。