11月1日から2018ワールドツアー第6戦のスウェーデンオープンの決勝トーナメントが始まります。今大会は男子は10月の世界ランキングトップ10までの内ボルと李尚洙以外の選手が出場しています。また、地元枠でシードのマティアス・ファルクが19位、クリスティアン・カールソンが24位なので女子同様に通常のワールドツアーとしてはレベルの高い顔ぶれになっています。日本選手は3選手がシード、中国選手人は4選手がシードです。
ここでは、日本選手の試合のスケジュールと結果、トーナメント表をまとめます。大会全体の日程、ライブ配信の視聴方法についてはスウェーデンオープンの概要をご覧ください。
[11/1変更]予選ラウンドが終了し16選手が勝ち抜いて、すべて32枠が埋まりました。いよいよ、決勝トーナメントが始まります。
日本選手の1回戦の結果は次のとおりです。
張本智和はユースオリンピック、ワールドカップ、Tリーグと約1か月に24試合をこなしていてさすがに疲れているのでしょうか。特にユース五輪は個人・団体ともに決勝まで行ったので合計19試合になりました。同じ条件の平野美宇は1回戦で、中国の孫穎莎と王楚欽も予選で敗退しています。
また、馬龍が膝の故障で1回戦を棄権しています。馬龍はあと1大会出場しないと12月のグランドファイナルに出場できないため(詳細はこちら)、来週のオーストリアオープン出場が必須になってきます。
丹羽孝希 vs ヨルジッチ(スロベニア) 4-3 (10-12,11-9,7-11,11-7,6-11,12-10,11-9)
上田仁 vs クリスティアンカールソン(SWE) 1-4 (9-11, 13-15, 11-8, 10-12, 6-11)
張本智和 vs ドュダ(ドイツ) 2-4 (13-15,11-6,11-9,11-7,11-8,117)
水谷隼 vs キャン・アックズ(フランス) 4-1 (11-8, 10-12, 11-6, 11-3, 12-10)
日本選手の2回戦の結果は次のとおりです。
丹羽孝希は地元のクリスティアン・カールソンに敗れ、水谷隼も負けて2回戦で日本選手が消えてしまいました。丹羽はこの大会ではワールドツアーポイントをほとんど稼げなかったので12月のグランドファイナルに出場するためにも来週は頑張ってボルに抜かれないようにする必要があります(詳細はこちら)。
一方、地元スウェーデン勢は頑張っていて、丹羽を倒したカールソンもそうですが、マティアス・ファルクが現在世界ランキング4位の中国の林高遠を破っています。
丹羽孝希 vs K. カールソン(SWE) 2-4 (6-11, 11-5, 11-9, 9-11, 14-16, 2-11)
大会3日目は準々決勝と準決勝が行われます。日本選手がいなくなったのは寂しいです。地元スウェーデン同士の対戦はもったいないですが、スウェーデン勢の準決勝進出が確定したとも言えます。
スケジュールは以下のとおりです。 進行は卓球台1台(T1)のみとなります。
<準々決勝>
M. ファルク
(SWE) vs
K. カールソン
(SWE) 2-4 (12-14,11-7,118,7-11,11-6,12-10)
周啓豪(中国)
vs オフチャロフ(ドイツ) 4-1 (11-9, 11-7, 9-11, 11-9, 11-6)
許昕(中国) vs 張禹珍(韓国) 4-1 (9-11, 11-5, 11-4, 11-7, 11-5)
(メモ)SWE=スウェーデン、地元スウェーデン同士の対戦はもったいない。M. ファルクはマティアス・カールソンと呼んでた選手です。今年、カールソンからファルクにITTFへの登録名が変わりました。ちなみに、クリスティアン・ カールソンとは仲はいいが兄弟ではないらしいです。
<準決勝>
樊振東 vs M.ファルク 4-0 (11-4, 11-5, 11-4, 11-8)
許昕 vs
周啓豪
4-0 (11-4, 11-9, 11-7, 11-9)
ライブ配信は今日からYouTubeのテレビ東京卓球チャンネルでの配信があります。ライブ配信の視聴方法はこちらをご覧ください。
決勝の結果は次のとおりでした。
樊振東 vs 許昕 4-1 (11-7, 14-12, 13-11, 9-11, 11-9)
対戦をクリックすると試合の予定(開始時刻とテーブル)、または詳細スコア(終了した試合の場合)が表示されます。予定内の「T1」は試合の卓球台(テーブル)の番号で「Table 1」を表します。
また、終了した試合のメモにあるリンクはitTVまたはYoutube(テレ東)の試合のビデオへのリンクです(存在する場合)。クリックするとitTVまたはYoutubeの試合のビデオへジャンプします。itTVを登録(Register)されてない方は登録して視聴してください。現時点では無料です。
トーナメント表の上部の黒いタイトルバーをクリックするとThe Tournamentのサイトでこのトーナメント表を確認できます。
男子のドローは、日本勢、日本勢、それにほかの国も準々決勝までは同じ国の選手同士の対戦がないようにうまくばらけました。あとは、予選からの進出枠にどの選手が入って来るかです。
[11/1追記]シードのみのドローでは日本選手も中国選手もうまく分散されたようにみえたのですが、予選から勝ち上がった選手が入ってみると同じ国の選手が近くに集中してしまったようです。中国は上の8枠に5人、スウェーデンが上から2番目の4分の1の枠に3人、韓国が下から2番目の8分の1(4人)の枠に3人と集中しています。日本は、予選からの勝ち上がりが上田仁の1人ですが丹羽孝希と同じ8分の1の枠に入っています。