今年最初のワールドツアープラチナ大会のカタールオープンが3月28日からカタールのドーハで開催されます。ワールドツアーとしても1月のハンガリーオープンから約2か月開いており、久しぶりのポイントの高い大会です。
また、4月の世界選手権の出場選手にとってはこの大会で上位選手と対戦し感触を掴みたい大会でしょう。さらに、アジアのトップ選手は世界選手権の前にアジアカップもあるので、この大会で勢いを付けて続く2大会に繋げたいところだと思います。なお、ワールドツアーは、ハンガリーオープンなど通常のワールドツアー6大会と、今大会などワールドツアープラチナ6大会の合わせて12大会が行われます。
また、日本選手は1月の ハンガリーオープンが全日本卓球選手権と日程が重なったため誰も出場していないので、日本選手にとっては今大会が実質今年最初のワールドツアーになります。
本戦(決勝トーナメント)は3月28日からですが、本戦に先立って3月26日から予選が行われます。
今大会はワールドツアープラチナなのでワールドツアーよりポイントが25%高く、賞金も高くなります。
優勝ポイントは、準優勝、準決勝敗退、準々決勝敗退のポイントはそれぞれ優勝ポイントの85%、60%、50%になっています
(詳細はこちら)
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開催される種目は、女子と男子のシングルス、および女子、男子、混合のダブルスです。U21の大会は開催されません。
優勝賞金は、シングルスが33,000米ドル、ダブルスが8,000米ドルです。
今大会は、ポイントの高い大会なので ヨーロッパや、日本、中国などアジアから多くのトップ選手が出場しています。 シングルスはハンガリーオープンより少ないものの女子は97名、男子は162名がエントリーしています。
[2019/3/25追記] シングルスのエントリー数を最新情報で更新しました。
日付 | 女子シングルス | 男子シングルス | 女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
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3/26(火) | 予選トーナメント (1回戦(R128)、2回戦(R64)) | 予選トーナメント(1回戦(R256)、2回戦(R128)) |
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3/27(水) | 予選トーナメント (3回戦(R32)) |
予選トーナメント(3回戦(R64)、4回戦(R32)) | 予選(R16) | 予選(R16) | 予選トーナメント(1回戦(R32)、2回戦(R16)) |
3/28(木) | 決勝トーナメント1回戦(R32) | 決勝トーナメント1回戦(R32) | 決勝トーナメント 1回戦(R16) | 決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16)、準々決勝 |
3/29(金) | 2回戦(R16) 準々決勝(2試合) |
2回戦 | 準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
準決勝 |
3/30(土) | 準々決勝(2試合) |
準々決勝 準決勝 |
決勝 | 決勝 | 決勝 |
3/31(日) | 準決勝 決勝 |
決勝 |
(メモ)予選の詳細なスケジュールはこちらを、本戦(決勝トーナメント)の詳細なスケジュールはこちらをご覧ください。
今大会に出場する日本選手は、次のとおりです(太字はシングルスのシード選手です)。
・女子
平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、佐藤瞳、芝田沙季、加藤美優、橋本帆乃香、長﨑美柚、安藤みなみ、早田ひな、大藤沙月、塩見真希、木原美悠、森さくら、森薗美咲、中森帆南
・男子
張本智和、丹羽孝希、水谷隼、吉村真晴、上田仁、大島祐哉、森薗政崇、松平健太、吉村和弘、及川瑞基、宇田幸矢、𠮷田雅己、平野友樹、木造勇人
シングルスには全選手が出場します。女子ダブルスは、伊藤美誠/早田ひな、佐藤瞳/橋本帆乃香、男子ダブルスは森薗政崇/大島祐哉、張本智和/木造勇人、混合ダブルスには伊藤美誠/森薗政崇、石川佳純/張本智和の各ペアが出場します。男子ダブルスの張本/木造ペア以外はシードです。
中国選手は、ハンガリーオープンにはトップ選手から若手まで27選手(女子15名、男子12名)が出場しましたが、今大会ではアジアカップに出場予定の4選手のうち女子では朱雨玲と陳夢、男子では樊振東が出場しておらず、アジアカップの練習に充てて欠場したようです。
以下に出場する選手を挙げます(太字はシングルスのシード選手です)。
女子:丁寧、劉詩雯、王曼昱、陳幸同、孫穎莎、王芸迪、何卓佳、王芸迪、顧玉婷
男子:許昕、林高遠、
馬龍、梁靖崑
、
王楚欽、干子洋、周啓豪(Zhou Qihao)、薛飛
ダブルスは、女子は王曼昱/孫穎莎、丁寧/王芸迪、男子は馬龍/林高遠、梁靖崑/王楚欽の各ペア、混合ダブルスは劉詩雯/許昕ペアが出場します。丁寧/王芸迪ペア、梁靖崑/王楚欽ペア以外はすべてシードです。
中国以外では、女子はアジア勢は台湾の鄭怡静(チェンイーチン)と陳思羽(チェンズーユ)、韓国の徐孝元(ソヒョウォン)と田志希(チョンジヒ)、シンガポールの馮天薇(フォンティエンウェイ)、香港の杜凱栞(ドゥホイケン)、ルーマニアのサマラ、ドイツのハン・インとTリーグでなじみの選手が出場しています。
男子でも、香港の黃鎮廷(ウォンチュンティン)、台湾の荘智淵(チュアンチーユアン)、陳建安(チェンチエンアン)、林昀儒(リンユンジュ)、韓国の李尚洙(イサンス)、鄭栄植(チョンヨンシク)、林鐘勲(イムジョンフン)とやはりTリーグでなじみの名前が出場しています。
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はTable 1(T1)~Table 4(T4) と思われます)。カタールのドーハは日本と6時間時差があり、日本が6時間早いです。つまり、現地の10時は日本の16時になりますので注意が必要です。