8月26日から9月1日の日程で行われてるアジア競技大会の卓球競技の3種目目とした8月30日から男子と女子のシングルスの試合が始まります。
日本からは以下の4選手が出場します。
前日(8/30)の2回戦でインドネシアの選手をストレートで破り順当に3回戦に進んだ加藤美優は北朝鮮のキム・ソンイと対戦した。加藤は最初3ゲームを取られたものの、そこから3ゲームを取り返しゲームオールに持ち込んだ。最終ゲーム第7ゲームはデュースとなった後もお互いに一歩も譲らない激戦になったが、加藤が14-12で競り勝った。加藤は、同日午後に行われる準々決勝でメダル獲得をかけて韓国の田志希と戦う。8月の世界ランキングでは加藤は18位、田志希は21位と実力的にも近く、田志希も3回戦ではシンガポールの馮天薇を破り勢いに乗っているため白熱した試合が期待される。
3回戦の結果:
加藤美優 vs キム・ソンイ 4-3 (7-11,2-11,9-11,11-5,11-9,11-4,14-12)
3回戦で上田仁はイランのニマ・アラミアン、松平健太はインドのサティアン・グナナセカランとの対戦だったが、両選手とも勝利しメダルをかけた準々決勝に進んだ。
3回戦の結果:
上田仁 vs ニマ・アラミアン 4-1 (13-15, 11-6, 11-5, 11-7, 12-10)
松平健太 vs サティアン・グナナセカラン 4-1 (9-11, 11-4, 11-9, 11-6, 12-10)
準々決勝で韓国の田志希と対戦した加藤美優は、幸先よく先に2ゲームを連取し、その後1ゲームずつを取り合ってゲームカウント3-1とメダルにあと1ゲームに迫った。しかし、そこから田志希に粘られ3ゲームを連続して奪われ敗退した。特に5ゲーム目は5-10の田志希のゲームポイントからの5連続ポイントで10-10に追いつき勝利まであと2ポイントまで迫りメダルが見えていただけに悔しい敗戦だった。
上田仁は世界ランキング1位の中国の樊振東との対戦で、ストレートで敗退した。松平健太は同4位の中国の林高遠との対戦だったが粘ってゲームカウント3-2まで持ち込み、林高遠を追い込んだが6ゲーム目で2点差を詰め切れず敗退した。第1ゲームと第5ゲームを粘って取っただけに、あまりにもあっさり取られた第2~4ゲームが悔やまれる。
これで日本のアジア競技大会での卓球競技はすべて終わり、メダルなしの結果に終わった。
準々決勝の結果は以下のとおり。
加藤美優 vs 田志希 3-4 (11-5, 12-10, 6-11, 11-7, 12-14,-8,-8)
上田仁 vs 樊振東 4-0 (11-3, 11-3, 11-5, 11-7)
松平健太 vs 林高遠 4-2 (16-14, 3-11, 3-11, 2-11, 12-10, 8-11)
卓球競技の最終日の9月1日は準決勝と決勝が行われ、女子は中国の王曼昱(世界ランキング5位)が同じ中国の陳夢(同3位)を大逆転で破って優勝した。男子は、世界ランキング1位の中国の樊振東が同じ中国の林高遠(同4位)を倒して優勝した。中国選手はただでさえ強い上に、1か月半前からワールドツアーもキャンセルして合宿し、どこの国よりもこの大会に注力していたので、決勝が中国選手だけになったのも当然の結果だろう。
準決勝の結果:
(女子)
陳夢 vs 田志希 4-0 (11-7, 11-7, 11-6, 11-4)
王曼昱 vs 于梦雨(シンガポール) 4-1 (11-7, 11-6, 11-5, 9-11, 11-7)
(男子)
樊振東 vs 李尚洙(韓国) 4-1 (11-3, 4-11, 11-4, 11-9, 11-5)
林高遠 vs ノシャド・アラミアン(イラン) 4-0 (12-10, 11-7, 11-6, 11-2)
決勝の結果:
(男子)樊振東 vs 林高遠 4-2 (11-8, 11-5, 15-17, 4-11, 11-8, 11-6)
(女子)王曼昱 vs 陳夢 4-3 (11-7,5-11,14-16,7-11,11-6,11-8,11-8)
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