7月4日からワールドツアーの韓国オープンが韓国の釜山で始まります。本戦に先立ち予選が7月2日と3日で行われます。
今回の韓国オープンは年6回あるワールドツアーとしては第3戦、ワールドツアープラチナを含めたワールドツアー(計年12回)としては第6戦となります。また、5月末から3週連続で中国オープン、香港オープン、ジャパンオープンと続き、2週空けてこの韓国オープンから、オーストラリアオープン、マレーシアでの第1回T2ダイヤモンド大会と約2か月間にアジア地区を中心に大きな大会が6大会続きます(詳細なスケジュールはこちらの表を参照)。
また、中国オープン、ジャパンオープン、オーストリアオープンがワールドツアープラチナ、香港オープンと韓国オープンが通常のワールドツアーとポイントが高く、それに加えてポイントがそのまま加算されるT2ダイヤモンド大会と、この6大会の結果はオリンピック代表選考に使用される2020年1月の世界ランキングに大きく影響するので代表を狙う選手には重要です。
今回の韓国オープンに出場する日本選手は女子18名と男子16名、総勢35名とかなり多いです。中国も林高遠以外のトップ選手を含め男女それぞれ12名が出場するため、格上のワールドツアープラチナのジャパンオープンと同様に厳しい大会となりそうです。
[2019/6/28]上田仁キャンセルにより人数を修正しました。
[2019/6/30]𠮷田雅己キャンセルにより人数を修正しました。
最終日の7月7日は早田ひなの19歳の誕生日なので、頑張ってこの日まで残ってハッピーバースデーインタビューを受けてほしいですね。
大会の概要、大会日程、出場選手、見どころ、ライブ配信の視聴方法についてまとめました。
2019韓国オープンは年間に6大会あるワールドツアーの3番目の大会です。
(1) 競技種目
行われる競技は以下の6種目です。
(2) 試合方式
(3) 獲得できる世界ランキング用のポイントはこちらを参照
(4) 賞金総額:150,000米ドル(約1650万円)
シングルス優勝賞金:16,000米ドル(約176万円)
日付 | 女子シングルス | 男子シングルス | 女子ダブルス | 男子ダブルス | 混合ダブルス |
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7/2(火) | 予選トーナメント (1回戦(R128)) | 予選トーナメント(1回戦(R128)) |
予選トーナメント (1回戦(R16)) |
予選トーナメント (1回戦(R16)) |
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7/3(水) | 予選トーナメント (2回戦(R64)、3回戦(R32)) |
予選トーナメント(2回戦(R64)、3回戦(R32)) | |
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予選トーナメント (1回戦(R16)) |
7/4(木) | 決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R32) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
決勝トーナメント 1回戦(R16) |
7/5(金) | 2回戦(R16) |
2回戦(R16) | 準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
準々決勝 準決勝 |
7/6(土) | 準々決勝 |
準々決勝 |
決勝 | 決勝 | 決勝 |
7/7(日) | 準決勝 決勝 |
準決勝 決勝 |
(メモ)予選の詳細なスケジュールはこちらを、本戦(決勝トーナメント)の詳細なスケジュールはこちらをご覧ください。
今大会に出場する日本選手は、次のとおりです(太字はシングルスのシード選手です)。
・女子
平野美宇、石川佳純、伊藤美誠、佐藤瞳、芝田沙季、加藤美優、橋本帆乃香、長﨑美柚、早田ひな、大藤沙月、塩見真希、木原美悠、森さくら、相馬夢乃、松平志穂、小塩遥菜、中森帆南、赤江夏星
・男子
張本智和、丹羽孝希、水谷隼、吉村真晴、森薗政崇、松平健太、上田仁、吉村和弘、宇田幸矢、𠮷田雅己、平野友樹、神巧也、有延大夢、戸上隼輔、曽根翔、松平賢二、町飛鳥、篠塚大登
[2019/6/28追記]上田仁がキャンセルなりました。
[2019/6/30]𠮷田雅己がキャンセルになりました。
シングルスには全選手が出場します。女子ダブルスは、平野美宇/芝田沙季、中森帆南/大藤沙月、男子ダブルスは森薗政崇/吉村真晴、張本智和/丹羽孝希、混合ダブルスには石川佳純/吉村真晴、伊藤美誠/水谷隼の各ペアが出場します。伊藤/水谷ペア以外はシードです。
中国選手は、トップ選手から若手まで24選手(女子12名、男子12名)が出場します。
以下に出場する選手を挙げます(太字はシングルスのシード選手です)。
女子:丁寧、劉詩雯、陳夢、朱雨玲、王曼昱、孫穎莎、何卓佳、陳可、劉曦、劉瑋珊(Liu Weishan)、銭天一、石洵瑶
男子:樊振東、許昕、
馬龍、梁靖崑
、
鄭培鋒(Zheng Peifeng)、王楚欽、馬特、薛飛(Xu Fei)、徐瑛彬(Xu Yingbin)、徐晨皓(Xue Chenhao)、孫聞、向鵬(Xiang Peng)
ダブルスは、女子は陳夢/王曼昱、丁寧/劉詩雯、男子は許昕/樊振東、混合ダブルスは劉詩雯/許昕の各ペアが出場します。すべてのペアがシードです。
女子シングルスはキム・ソンイとスッチを除く世界ランキング18位までは全選手が出場していて、台湾の鄭怡静(チェンイーチン)、韓国の徐孝元(ソヒョウォン)と田志希(チョンジヒ)、シンガポールの馮天薇(フォンティエンウェイ)、香港の杜凱栞(ドゥホイケン)がシードに入っています。
男子シングルスは、林高遠、ボル、オフチャロフ、カルデラノ、ピッチフォード以外の17位まで選手が出場しています。韓国の李尚洙、張禹珍、林鐘勲、鄭栄植、ドイツのフランチスカ、香港の黃鎮廷(ウォンチュンティン)、スウェーデンのファルク、台湾の林昀儒(リンユンジュ)、ナイジェリアのアルナがシードになっています。
通常、シード順は最新の世界ランキングに基づいて決まります。今回、7月の世界ランキングが大会開始の7月2日なので6月と7月の世界ランキングのどちらを使用するのか少し気になります(7月の世界ランキングの予測はこちらを参照)。とはいえ、女子は孫穎莎が11位まで上がったぐらいでトップ10の順位は変わらないと予測できるのでどちらでもあまり変わりません。男子は許昕が1位になりますが2位の林高遠がいないため、樊振東との位置が変わるだけでこちらも大きな影響はないと思います。
今回は、石川佳純と加藤美優が7月のT2ダイヤモンド大会に出場できるようになったことでさらに東京オリンピックの代表レースが激しくなり、この韓国オープンから、プラチナのオーストラリアオープン、T2ダイヤモンドと3週連続で続く大会の重要度がさらに増しました。特に、予選から開始する加藤美優と早田ひなが決勝トーナメントに勝ち進めるか、また予選を通過する中国選手がどこに入って来るかで結果が影響されそうです。
以下のサイトでライブ配信がある可能性があります(今回配信対象の卓球台(Table)はT1(Table1)~T3(Table3)の3台です)。韓国の釜山は日本との時差はないので、現地時間がそのまま日本時間になります。