このページでは、2020年のITTFランキングポイントシステムの説明、および2019年からの変更点を説明します。また、各大会のポイント表もまとめました。
卓球の世界ランキングはランキングポイントで決まります。実際には毎月の頭にその月の世界ランキングが発表され、その順位はその時点のランキングポイントの多い順になります(2019年中に毎週発表するようになるという話がありましたが現時点で行われていません)。
国際大会に出場するとその大会での結果によってポイントを獲得できます。このポイントを一定の計算式で集計して「ランキングポイント」が決まります。出場した大会で得たポイントは原則1年間有効です。また、ポイントの集計はシニア、ジュニアなどの層別に集計されるため、たとえばジュニアの大会で優勝してもシニアのランニングのポイントにはなりません。
このランキングポイントを決めるランキングポイントシステム(レギュレーション)は2018年から大幅に変更されました。また、2018年から2019年でも比較的大きな変更がなされていますが、2019年から2020年はほとんど変わっていません。
ここでは、2020年のランキングポイントシステムをかいつまんで説明します(2018年から2019年でのランキングポイントシステムの変更点についてはこちらを2018年のランキングポイントシステムについてはこちらご覧ください。2017年までの方式についてはこちらをご覧ください)。
シニアの大会に関しては、2019年のランキングポイントシステムからの変更は以下の点のみのようです。
・ランキングポイントに算入するT2ダイヤモンド大会は3大会まで
詳細はこちらの ITTF 2020 World Ranking Regulation - Summary of Changes (英語PDF)をご覧ください。
T2ダイヤモンドはグランドファイナル同様にワールドツアー独自のワールドツアーポイントを基に招待される男女各16名で競われますが、ランキングポイントに算入する8大会として計算されず、出場した最大3大会までのポイントが算入する上位8大会の合計ポイントに加算されてます(計算方法の詳細はこちら)。
ワールドツアー | ワールドツアー プラチナ |
結果 | T2ダイヤモンド |
グランド ファイナル |
---|---|---|---|---|
1800 | 2250 | 優勝 | 1000 | 2550 |
1440 | 1800 | 準優勝 | 800 | 2040 |
1170 | 1465 | 準決勝敗退 | 3位:700/4位:600 | 1660 |
900 | 1125 | 準々決勝敗退 | 500 | 1275 |
720 | 900 | 2回戦(R16)敗退 | 400 | 1020 |
540 | 675 | 1回戦(R32)敗退 | ||
360 | 450 | 予選敗退(R32) | ||
270 | 340 | 予選敗退(R64) | ||
180 | 225 | 予選敗退(R128) | ||
135 | 170 | 予選敗退(R256) | ||
90 | 115 | 予選敗退(R512) または未勝利 |
ほかに大陸選手権団体戦やマルチスポーツ競技会などのポイント表がありますが、ここでは省略します。興味のある方はITTFの『ITTF 2020 World Ranking Regulation』をご覧ください。